Project/Area Number |
63307003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
天然物有機化学
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
後藤 俊夫 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠本 正一 大阪大学, 理学部, 教授 (30028253)
大橋 守 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70015535)
杉浦 幸雄 京都大学, 化学研究所, 教授 (40025698)
小倉 協三 東北大学, 非水溶液化学研究所, 教授 (80006303)
横山 茂之 東京大学, 理学部, 助教授 (00159229)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | コドン認識 / イソプレノイド / 生合成 / 光受容膜 / 糖脂質 / 動的天然物化学 / 分子認識 |
Research Abstract |
生物活性天然物の構造と活性の分子機構に関しては殆んどブラックボックスに入ったままである。この分野の研究の主眼は特異的分子間認識である。核酸やタンパク質とは異なり低分子物質同志および低分子と高分子間の認識については分子レベルの研究は少ない。たとえば酵素の基質認識はもちろんホルモン、フェロモン、薬物のような生物活性物質の作用も生体膜のレセプターによる分子認識から始まる場合が多い。特に班員により以下のような成果が出されている。 大腸菌イソロイシンtRNAのコドン認識とアミノ酸受容の特異性が、アンチコドン1字目のシチジンからリシジンへの修飾によりメチオニン・AUGからイソロイシン.AUAへ変換されていることを発見した。天然物の生合成反応の精密な分子機構を明らかにするため、プレニルトランスフェラーゼの基質認識機構を調べ、修飾基質による新酵素反応を見いだした。また、国内外におけるこの分野の研究状況を調査した。金属ブレオマイシンによるDNAの塩基配列特異的認識は、マイナーグループ結合によってなされることをコンピュータ・グラフィックスによって明らかにした。高度好塩菌の光受容膜(紫膜)の脂質の主成分は、従来提唱されているものと異なり、フォスファチジルグリセロフォスフェートのメチルエステルであることを解明した。X線やFTIRの物理的方法ならびにモノクローン抗体などを用いてエンドトキシンの活性本体である糖脂質リピドAの会合状態や分子認識を調べ、これを通じて活性と分子のかたちの関係の解析を試みた。 以上の成果を基に重点領域研究申請に向けて数回の会合を開き、活発な討論を行った結果、精密構造認識の理解に立脚した動的天然物化学として新しい分野に深化拡大すべきであるとの結論に達した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)