Project/Area Number |
63308018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用薬理学・医療系薬学
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
鹿取 信 北里大学, 医学部, 教授 (50050365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水上 茂樹 九州大学, 医学部, 教授 (90037325)
永井 裕 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (90013812)
鶴藤 丞 東北大学, 薬学部, 教授 (40012596)
高久 史麿 東京大学, 医学部, 教授 (40048955)
京極 方久 東北大学, 医学部, 教授 (70025542)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | カラゲニン / ハーゲマン因子 / 白血球血管外游走 / 好中球活性化 / 脳血管攣縮 / インターロイキン1 / 骨吸収 / 抗炎症蛋白 |
Research Abstract |
班会議は7月23日の日本炎症学会時及び8月29ー30日の2回開かれた。第2回会議は2日間にわたり、班員各自が最近のテーマを持ち寄り、時間をかけて討議したが、極めて濃度の濃い発表と討論をすることが出来討論の時間の不足をなげく声が多かった。主な内容は次の通りである。 大石班員はラットのホルボルエステルあるいはカラゲニンによる胸膜炎のメディエーターについて報告した。神原班員はハーゲマン因子活性化について述べた。鹿取班員は、ラットカラゲニン胸膜炎の全経過中の細静脈性血漿滲出とメディエーターの時間経過及び心筋梗塞、微小循環レベルの白血球血管外游走につき発表した。牧野班員はアレルギー喘息の病態におけるPAFの役割について検討した。田上班員は乾癬についてのメディエーターにつき報告した。吉永班員はウサギの炎症でインターロイキン1が好中球から遊離されることを発表した。鶴見班員は紫外線紅斑で紅斑の他に白血球浸潤のあることをのべた。清水班員は脳血管攣縮に5ーリポキシゲナーゼ産物が関与することを報告した。高久班員は、顆粒球コロニー刺激因子による顆粒球機能亢進の機序について詳しく報告した。水上班員は好中球のNADPHオキシゲナーゼとLTB_4について発表した。永井班員は炎症巣の炎症細胞と組織細胞との相互作用について述べた。京極班員は、炎症の傷害と修復について血管平滑筋細胞との関係を論じた。須田班員は破骨細胞を介して炎症性骨吸収がおこる過程を詳しく報告した。鶴藤班員はステロイドの産生する抗炎症蛋白質について問題点を浮きぼりにした。猪木班員は炎症反応時の末梢知覚神経について発表し、加藤班員は発癌プロモーションと炎症の関わり合いを論じた。以上の発表は添附してある研究成果報告書に詳しく記載されてある。これらの討論をふまえて、来年は「白血球の動態」に焦点を絞って重点領域研究をまとめることとした。
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