Project/Area Number |
63450026
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
小田 利勝 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (90124536)
|
Project Period (FY) |
1988 – 1990
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | 人口高齢化 / 高齢者 / 老人 / 社会的適応 / 地域社会計画 / サクセスフル・エイジング / 徳島 / 住民調査 / 高齢化社会 / 老年観 / 家族政策 / 老後観 / 高齢者世帯 / 老後生活 / 老人扶養 / 社会的合意 / ノーマライゼーション |
Research Abstract |
平成2年度においては、高齢者の社会的適応問題と地域社会計画の課題を総合的に検討することを目的として二つの調査を実施した。一つは、高齢者の余暇活動に焦点を当てた調査である。この調査は、徳島大学開放実践センタ-の「余暇と学習に関する調査」(徳島県下8市町村の5千人を対象とした郵送調査,有効票2,298票)に参加して実施したものであり、本研究と直接関連する質問文の作成と集計・解析は筆者の責任において行った(60歳以上の有効票572票)。その結果の一部は既に公表した(「高齢者の学習関心と学習行動」第32回老年社会科学会大会,1990年10月,松山市)。もう一つの調査は、60歳以上の男女を対象にした主質問104問、副質問を含めると総質問数約740問(質問紙B5版45頁)の調査を、徳島県高齢者総合相談センタ-、徳島県シルバ-大学(徳島市、阿南市、脇町)、徳島市内の連合町内会、徳島県農協婦人部、徳島市商工会議所などの関係機関や組織の協力を得て、60歳以上の健常高齢者約800を対象にして自記式留置法で試みた。質問量が膨大にもかかわらず、予想していた以上に有効票が回収できているが、種々の事情から予定の調査日程内に調査が終了できなかったために、集計・解析作業が大幅に遅れることになった。今年度も前年度に引き続いて文献と既存資料に基づいた検討を進める一方、昭和63年度に実施した青年層を対象とした調査の結果に一部をまとめた。それらは、「高齢者の適応に関する概念的一考察」、「新たな高齢者像と現代青年の老後像」と題して、ともに『徳島大学社会科学研究』4号(1991年)に発表するとともに、「高齢化社会における日本家族の伝統と革新」と題する英文論文を国際シンポジウム「現代日本文化と家族ー国際比較の視点から」(日本大学創立100周年記念)に提出し、それをもとにした口頭報告も行った。
|