有機非線形光学材料を用いた光波混合および純光双安定性の研究
Project/Area Number |
63460060
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied materials
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
佐々木 敬介 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (00051425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 岳司 慶応義塾大学, 理工学部, 助手 (40195334)
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Project Period (FY) |
1988 – 1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1988: ¥5,500,000 (Direct Cost: ¥5,500,000)
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Keywords | SHG:第2次高調波発生 / 有機非線形光学材料 / MNA(メチルニトアニリン) / PDA(ポリジアセチレン) / 純光双安定性 / カルコン / 位相整合 / 非線形光導波路 / SHG / MNA / ダイナミックグレーティング / 非線形方向性結合器 |
Research Abstract |
カルコン系分子結晶Brーメトキシカルコンにおける位相整合した第2次高調波発生(SHG)をNd:YAGレ-ザおよび半導体レ-ザを基本波として達成し、量子エレクトロニクスの権威ある国際会議として知られているCLED'89において招待講演として発表した。またメチルニトロアニリン(MNA)単結晶薄膜導波路においてノンコリニア位相整合を達成し、超高速のANDおよび加算論理素子への応用の道を拓いた。さらにMNA単結晶薄膜を非線形光導波路として素子化する場合に、極めて有用であるグレ-ティング入出力結合器を実現し、動作特性を明かにした。これらの結果はカルコンでのSHG特性と共に米国サンディエゴで1989年8月に開催されたSPIE国際会議で発表された。 また3次の非線形を利用しての高速の光双安定性、光スイッチングに関する研究も大きく進展した。まず光双安定性については、プリズム結合から脱却してジアセチレン真空蓄着膜導波路とグレ-ティング結合器の組合せにおいてパルスNd:YAG(パルス幅20ns)を用いての実験を行い、明確な結果を得た。また、ジキセチレン蓄着膜による方向性結合器を設計し、その非線形光学効果による光レベルスイッチングの現象を観測しオ-ルオプテイカルな論理演算の基本素子として今後、期待できることを明かにした。これらの結果は1989年12月、ハワイで開催された環大平洋化学会で招待講演として発表した。また1990年4月のアメリカ化学会(ACS)ミ-ティングでも招待講演として発表する予定である。上記の結果は学術論文として種々の公刊誌に発表され、この方面の研究者に役立つ参考資料となっている。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)