Project/Area Number |
63460125
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子通信系統工学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中島 将光 (中島 將光) 京都大学, 工学部, 助教授 (60025939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末田 正 大坂大学, 基礎工学部, 教授 (20029408)
小野寺 秀俊 京都大学, 工学部, 助手 (80160927)
北野 正雄 京都大学, 工学部, 講師 (70115830)
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥8,200,000 (Direct Cost: ¥8,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1988: ¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
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Keywords | 高速光変調 / 高速光復調 / 光通信 / 光変調 / 光復調 / 超高速 / 光集積回路 / 光導波 |
Research Abstract |
光の周波数は極めて高く、潜在的に超広帯域な情報伝送特性を持っているが、現在、光通信などにおいて実用されている周波数帯域は、原理的に利用可能な帯域幅の2〜3桁以下である。これは、主として光をマイクロ波・ミリ波以上の周波数で変調し、復調することが困難なためである。 このような限界を超える可能性として、光変調器の特質を利用すると、電子回路として限界があっても、原理的にはそれ以上の高い周波数で変調できることを理論および実験によって示した。その主な方法は次のようなものである。(1)光変調器の動作点を適当に選ぶと、変調周波数の2倍の周波数で変調できる。(2)線形特性を持つ光変調器でも2段縦続接続し、適当な逆位相で励振を行うと、2倍の周波数で変調できる。(3)この方法は任意の段数に拡張することが出来る。 また、幾ら高い周波数で変調できても、現在の光検波素子による復調可能周波数には限界があり、直接的には復調できないようになる。そこで、光検波素子の非線形性を使い、局部信号を加えて、周波数変換するならば、限界周波数以上の信号をも復調できることを、理論的・実験的に示した。さらに、周波数が高い場合は、上述の光変調器と組み合わせて復調することも出来る。 今後の課題は、副搬送波を用いて多重化された光通信システムを構築することであろう。
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