Project/Area Number |
63480177
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
公衆衛生学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
根岸 龍雄 東京大学, 医学部成人保健学教室, 教授 (70009900)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 雅子 東京大学, 医学部成人保健学教室, 助手 (10010084)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | 循環器管理 / 眼底所見 / 心電図所見 / 生年群コホート分析 / コホート現象 |
Research Abstract |
1.今後の健康管理に資することを目的として、循環器疾患管理の集団検診を、某職域集団に勤務する35歳以上の成人男女約一万名について、1980年から1987年まで行った。 2.集団検診の検査項目は、血圧、心電図、眼底、血清コレステロール、GOT、GPT、クンケル、尿糖、血糖値である。 3.各種の情報は経過管理区分を設定し、その出現割合を1980年と1984年の2年次について、性・生年群別に求め、図上で検討した。眼底情報は1982年と1987年について検討し、血圧情報に関しては1980年から1984年まで検討した。 4.眼底所見出血とK-W分類の出現割合について、X^2限界危険率を求め検討した。 5.加齢にともなって最大血圧値が増加する生年群があるが、多くの生年群において、1983年ないし1984年をピークとして減少していることが認められ、循環器疾患管理の効果が考えられた。 6.心電図所見から特定のコホートにおいて循環器疾患管理の効果が認められた。 7.男では若年の脂質機能経過管理該当者割合及び肝機能経過管理該当者割合が急減した。女ではこのような傾向がみられず、脂質機能および肝機能に関する管理が男よりも求められると考えられた。 8.男の糖代謝経過管理出現割合は1980年よりも1984年の方が著しく多く、今後の管理の課題であることが示された。 9.眼底情報のコホート別年次推移の検討により、高度の出血の出現割合が1987年では1982年よりも改善されていること、それが女では男よりも著明であることが示された。これは循環器疾患管理の効果とも考えられた。 10.眼底情報のコホート別年次推移の検討により、女ではK-W分類の上位の分類の出現割合が1987年で1982年よりも減少し、改善されていることが示された。これは循環器疾患管理の結果とも考えられた。 11.各種生体情報と眼底情報との関係について検討した結果、血圧値や心電図所見も改善されており、循環器疾患管理の効果が認められると考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)