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語彙理解力の構造的差異の測定

Research Project

Project/Area Number 63510047
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

芝 祐順  東京大学, 教育学部, 教授 (80012566)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords一般項目反応モデル / 語彙理解力 / 個人の信頼性 / 項目反応理論
Research Abstract

発達環境を異にするものの能力測定においては、項目反応モデルの適用に問題があることがこれまで示唆されてきた。これに対し、被験者の能力の個人内分布をとり入れた、より一般性のあるモデルとして、一般項目反応モデル(GIRT)をとり上げ、実現の能力測定への応用を検討した。モデルの検討にもちいられた語彙能力テストは、すでに項目反応モデルによってパラメタの推定された344項目からなる広域テストで、これをもちいて得られた、外国人留学生で、日本語能力のある程度以上の水準のもののデータ30人分を、日本人の中学・高校生40人分のデータと比較しつつ詳細に検討した。
その結果、明らかになったことは次のとおりである。
1.これまでの項目反応モデルにもとづく尤度の比較では、能力の水準にかかわらず、外国人留学生と日本人との差異が明白であり、留学生のように日本語語彙習得の環境の異なる場合には、日本人の習得パタンに基づいた項目反応モデルへの適合がよくない。
2.これらデータに一般項目反応モデルを適用すると、日本人データの場合にはあまり変化がないが、留学生データの場合にはモデルの適合がずっと向上する。(AICなどによる比較)
3.一般項目反応モデルによる"個人の信頼性"のパラメタの推定値は、能力パラメタβの高低にかかわらず、日本人と留学生とを明らかに識別している。
このようなことから、能力の推定には、一般項目反応モデルによる個人の信頼性に関する情報が役立つことがわかった。また、今後一般項目反応モデルの適用可能の限界などの検討が必要である。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
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  • [Publications] 孫媛、芝祐順: 教育心理学研究. 37. (1989)

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URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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