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transient maskingとsustained maskingの研究-周波数変調波パタンにおける変調波の影響について-

Research Project

Project/Area Number 63510076
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychology
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

市原 茂  中京大学, 文学部, 助教授 (90137018)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords縞パタン / 多重チャンネルモデル / 空間周波数 / 視覚マスキング / 周波数変調波 / 振幅変調波
Research Abstract

縞パタン同志の時間的マスキングの実験を行った。従来の研究では、検査刺激の空間周波数のいかんにかかわらず、マスク刺激の空間周波数によってマスキング関数が決定されることが明らかにされている。つまり、マスク刺激の周波数が低い時には、マスク刺激のオンセット時、ないしは、オフセット時にほゞ同調して提示される検査刺激の閾値がかなり上昇するのに対し、マスク刺激の周波数が高い時には、そのような特別な閾値の上昇は生じないという。これは、太い縞に選択的に応答するチャンネル(低空間周波数チャンネル)と細い縞に選択的に応答するチャンネル(高空間周波数チャンネル)とが視覚系に存在し、それらの時間特性が異なるためと考えられる。そこで、今回は、マスク刺激として高周波数の搬送波に低周波数の信号波で、周波数変調、及び振幅変調をかけた変調波パタンを用い、時間的マスキングの実験を行った。その際いずれも、変調度を3段階に変化させたが、いずれの場合も、変調度が大きい条件ほど、マスク刺激のオン、オフ時に、急激な閾値の上昇が観察された。特に、振幅変調波の場合には、変調度の強さがどうであろうとも、そこに含まれる空間周波数成分は、いずれも高周波数であるのに変調度が大きい場合に限って特有の閾値の上昇が生じたことになる。これは、従来の低空間周波数チャンネルと高空間周波数チャンネルの時間特性の違いという観点だけからでは、説明のつかないことであり、モデルを修正する必要があることがわかった。実験はすべてコンピュータ制御の下に行い、縞は、CRTディスプレイ(TECTRONIX 608)上に提示した。なお、掃引の回数は、1秒間に300回の割合で、マスク刺激の提示時間は、500msec、検査刺激のそれは、20msecであった。被験者は裸眼もしくは矯正視力1.0以上のもの3名であった。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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