Project/Area Number |
63510080
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychology
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
沖田 庸嵩 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (70068542)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 賢三 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (60068583)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1988: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 選択的注意 / 事象関連電位 / 認知情報処理 / 短期記憶探索 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、ERP諸成分と認知情報処理過程との関係、特に選択的注意および短期記憶探索課題遂行時の陰性電位を記録し、それに対応する処理活動を解明することであった。 2.聴覚選択的注意実験: 1)純音を用いた選択的聴取事態で、感覚入力チャンネル内(標的・非標的)選別に関わる変数として標的出現率と標的選別手がかりを操作した。標的出現率および標的選別困難度の増加に伴い、注意関連陰性波(Nd)の初期相(刺激後150ー200ms)が増大し、チャンネル間刺激選別後の標的選別処理との関係を示唆した。しかし、この純音惹起Nd波における効果は、音声刺激を用いた時に比べて小さく、今後、この刺激特性による違いを検討する必要がある。 2)従来の研究では、上記のような注意・非注意チャンネル間選別と共にチャンネル内選別をも同時に要請する多次元選別課題の他に、チャンネル間選別のみを要請し、注意チャンネル刺激をすべて標的として検出する単一次元選別課題も使用されてきた。これらの両課題を比較した結果、単一次元選別課題のNd波には標的となった刺激に特異な電位が重畳する可能性を見出し、そのNd波の解釈にあたってはその点を十分に考慮すべきことを示した。単一選別課題に伴うNd波はチャンネル間選別との関連を示す有力な証拠の一つとなっているが、再考の余地があろう。 3.視覚記憶探索実験: 言語(平仮名)と非言語(指絵)刺激を用いて、短期記憶探索時の陰性波を検討した。後頭部ERPにおいて、刺激後約200msから探索負荷に応じた陰性波が発達し、両刺激条件とも左半球導出が有意に大きかった。本結果は探索陰性波が刺激特性と独立した刺激選別探索処理との関係を示唆するが、従来の中心部ではなく、後頭部優勢な効果は問題を残す。
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