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証券投資におけるポートフォリオ・インシュアランスの原理と有効性について

Research Project

Project/Area Number 63530059
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 商学・経営学
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

榊原 茂樹  神戸大学, 経営学部, 教授 (10030719)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsポートフォリオ・インシュアランス / プロテクティブ・プット / フィデュシアリー・コール / ワラント / ダイナミック・ヘッジング / ダイナミック・アセット・アロケーション
Research Abstract

本研究では、ポートフォリオ・インシュアランス(PI)は、原理的に保有株式とこの株式を原株とするプット・オプションの組合せによって実行可能であるが、それに加えて、コール・オプションと債権の組合せ(フィデュシァリー・コール)によっても同様の効果が期待できることが、まず確認された。続いて、PIのために市場で取引されているオプションを利用する方法と、自家製オプションを利用する方法との長所・短所が比較検討された。さらに続いて機会原価(PIをかけたことによって生じた収益の放棄部分)としてのPIのコストが検討され、アメリカでは、取引コストを片道0.5%としたとき、7.19%ポイント(当初時価を維持する場合)にもなることが判明した。
以上の理論的検討をふまえて、本研究は、フィデュシァリー・コール型のPIのわが国の株式市場における有効性が、1987年10月の世界的株式大暴落の期間を含む時期を対象として、実証的に検証した。コール・オプションは我国ではいまだ取引されていないために、一種のコール・オプションであるワラントのデータが利用された。わが国で現在流通している全ての銘柄のワラントの日次価格のデータを収集したが、その中でもテストに適している12銘柄の日次価格データを用いて、1986年10月を起点として、ポートフォリオの保有期間を1年および6ケ月とする2つのケースについて、さまざまな保有期間(1986年10月〜1987年9月、1986年11月〜1987年10月、1986年10月〜1987年3月という様に)を対象にPIの有効性が調査された。その結果、1987年10月を含む前後6カ月間に亘り保有していたポートフォリオは、平均して13%減価していたが、PIをかけると、世界的株式大暴落の時期にもかかわらず、約2.5%のプラスの収益率を確保できたことが発見できた。なお今後は、1989年6月に上場される株価指数オプションを用いたPIの有効性を検証したい。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

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  • [Publications] 榊原茂樹: "株式ポートフォリオのリスク管理" 東洋経済新報社, 150-250 (1990)

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      1988 Annual Research Report

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Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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