Project/Area Number |
63530068
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
商学・経営学
|
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
井口 富夫 龍谷大学, 経済学部, 助教授 (70113115)
|
Project Period (FY) |
1988 – 1989
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1989: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1988: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 生命保険 / 経営効率 / 消費者利益 / 保険行政 / シルバー産業 / 外国保険会社 |
Research Abstract |
1.当初の研究計画にしたがい、企業規模と効率性、製品多様化と効率性、政府規制と効率性、および生保会社の公共性と効率性・消費者利益について研究を行った。具体的な成果は次のとおりである。 2.保険会社の企業規模が拡大するにつれて、効率性は増大する。しかし、その程度はわずかである。 3.保険会社の製品多様化行動は、効率性を増大させるが、未だ十分な確証は得られていない。 4.保険行政は、消費者利益の向上に貢献していない。 5.生保会社は、文化活動等を活発に行い、公共性を強調し、公共の利益に貢献しているが、経済学的観点から、消費者利益の増大のためには、効率性の実現を通して貢献すべきである。 6.従来の保険論の研究は、保険論固有の理論手法を用い、かつ記述的証明であった。本研究は、経済学の一般的な分析手法を用い、しかも出来る限り数量的に分析することを目的とした。この目的は、ある程度まで達成することができたが、統計デ-タの公表の不十分さと、理論的概念と結びついた統計数値の確定の不十分さのために、多くの課題が残された。たとえば、生保会社の企業規模をどのような尺度で測定すべきか、といった問題などである。 7.人口の高齢化とともに、生保会社は介護給付金付き保険の販売や、高級有料老人ホ-ムの建設など、シルバ-産業への進出が目立つようなっている。このような新たな行動についても、今後は研究対象に加える必要が生じた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)