Project/Area Number |
63540223
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
核・宇宙線・素粒子
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
植原 正之 (植原 正行) 佐賀大学, 理工学部, 教授 (30037171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米山 博志 佐賀大学, 理工学部, 助手 (50210795)
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Project Period (FY) |
1988 – 1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | Skyrme model / Meson-soliton scattering / Yukawa coupling / Lattice QED / Migdal-Kadanoffrenormalization method / スキルミオン / ソリトン模型 / 集団座標法 / 生成座標法 / コヒーレント状態 / パイオン / 核子 / スファレロン / 熱的転移 / モンテカルロ法 |
Research Abstract |
今年度は集団座標法によるmeson soliton散乱問題を研究し、正しい散乱振幅を得る方法を開発した。この年になってmeson soliton散乱に対する関心が高まり、幾つかの論文が日本欧米の雑誌に掲載された。これは、底エネルギ-パイオン核子系の現実的な模型としてのSkyrme模型がどうすればパイオン-核子散乱問題に対しても有効であり得るかが大きな問題としてクロ-ズアップされてきたからであろう。 前年度我々はcoherent表示を用いた生成座標法によって、望ましい散乱振幅を構築することに成功したが、集団座標法による量子化のもとで如何にして正しい散乱振幅を得るかを主要課題とした。 我々は、1+1次元模型ではあるが、通常のgauge条件のもとで、生残りの湯川相互作用を出発点として、散乱振幅の中のゼロエネルギ-の特異点を消去し、正しい散乱振幅をつくることに成功した。[論文1と2]この方法は3次元の回転するSkyrmionの場合にも成立することが解った。[論文3]この方法は前記の方法に比べて明確であり、soliton物理にとって大きな寄与であると確信する。 さらに、我々は、Migdal-Kadanoffくりこみ群の方法によって、Lattice QEDのくりこみ群のながれを研究し、相構造をひろい範囲にわたって調べた。誘起された4体フェルミ相互作用は強結合領域では重要であるが、弱結合領域ではあまり問題にしなくてもよいことが解った。[論文4]
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