新しい励起けい光X線法-RIXE法-に関する基礎および応用研究
Project/Area Number |
63540479
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
無機・錯塩・放射化学
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
天野 良平 金沢大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30111769)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | けい光X線分析法 / 放射性同位体 / 特性X線 / 重元素 |
Research Abstract |
内部励起線源として放射性同位体を利用する新しいけい光X線分析法-RIXI RE Implant Induced X-ray Emission法-を提案した。本研究期間では、その基礎的および応用検討を行った。なお本研究の基礎検討は昭和61年度科学研究費補助による検討(課題番号61740344)に続くものである。 1.内部励起放射線線源として、Ca-57.Ga-67.Se-75.Tc-99m.In-111.I-125.Tl-201に加えてI-123.Xe-133を線源として利用し励起効率の高い元素範囲を決定した。 2.本法を分析法として発展させるために、試料体積と励起効率、励起特性X線の試料自身および周辺物質による吸収の特性を検討した。 3.本法を生体中の重元素測定に応用するために、線源-対象重元素の組合せの検討を行った。Xe-133対Cd、^<123>I対Cd、^<99m>Tc対Pb、^<201>Tl対I、^<67>Ga-Pt、^<201>Tl-Cd、^<133>Xe-Ptについて詳細に検討した。 4.3の検討により、最も感度のよい組合せは^<99m>Tc-Pb、^<201>Tl-I、^<133>Xe-Cd、^<123>I-Cdとなった。 5.それぞれにつき検出限界を試料重量の関係で示した(左図参照) 6.^<99>Tcに関しても検討を行った。多量の^<99>Tc購入、温度制御系について、今後発展させる予定である。 7.旅費は研究の進行上討論等に有効に利用できた。 8.研究成果は欧文2報にて報告の予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)