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¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
我々が世界に先駆けて合成と光学分割に成功したC_2キラルな含窒素複素芳香族二座配位子、7,7′ーmーxylyldioxoー1,1′ーbiisoquinolyl(1__〜)の絶体配置をキラリティー識別法により(-)ー(S)および(+)ー(R)ー1__〜と決定した。(-)ー(S)ー1__〜と〔RhClーCOD〕_2をMeOH中反応後,NaClO_4を添加し{Rh〔(-)ー(S)ー1__〜〕COD}ClO_4(3__〜)を合成した。3__〜は暗褐色のため旋光度は正確に測定出来ないが、そのCDスペクトルは、{Rh〔(+)ー(R)ー1__〜〕COD}ClO_4(4__〜)と全く対称的であり、かつベンジルプロトンは90℃でも鋭いABパターンを示す。これらの結果は3__〜は非常に光学的に安定なことを示す。現在2__〜のXー線構造解析のため単結晶作製中である。 さらに1__〜より高い不斉識別能が期待される3,3′ーdiphenyl-7,7′ーmーxylyldioxo-1,1′ーbiisoquinolye(2)を合成した。前駆体3,3′ーdiphenyl-7,7′ーmーxylyldioxo-1,1′ーdichlorobiisoquinolineのUllman Couplingでは2__〜の収率は非常に低いため、Ni(PPh_3)_4ーZnによるAryl Couplingを行った。2__〜は1__〜と同様amilose tris(3,5ーdimethyl carbamate)担持シリカゲルを用いるHPLCで(+)ー2__〜と(-)ー2__〜に分割した。2__〜もアルコール中70℃で6時間加熱しても光学的に安定である。
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