北海道中軸帯の微化石年代学的手法による形成過程の解明
Project/Area Number |
63540628
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Stratigraphy/Paleontology
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
岡村 眞 (岡村 真) 高知大学, 理学部, 助教授 (10112385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 学 香川大学, 教育学部, 助教授 (80153188)
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Project Period (FY) |
1988 – 1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 北海道中軸帯 / 微化石年代 / 付加帯 / 白亜紀 / K / T境界 / 島弧海溝系 / 北海道 / 常呂帯 / 仁項層群 / 佐呂問層群 / 上部白亜系 / 暁新世 / 付加帯同時異相 / 形成史 |
Research Abstract |
申請に述べた北海道中軸帯の主要研究地域毎にその成果を記す。 1.南部日高帯(日高山脈横断ル-ト) 海洋性堆積物で特徴づけられる空知層群は、その中にバランジニアンよりバレミアンの年代を示すタ-ビダイト相を挟在し、一方チャ-トブロックは後期ジュラ紀である。 日高西縁緑色岩体に属するタ-ビダイト相は、アプチアン・アルビアン、一方海洋性(Pタイプ)多色頁岩はオ-テリビアンからバレミアンの年代を示す。エゾ層群は多色頁岩(Tタイプ)のニタラチ層に始まり、その年代幅はオ-ラリビアン・バレミアンであることが追認された。 イドンナップ帯岩相により2帯に区分され、西帯はアプチアンよりチュロニアン、東帯はコニアシアンからカンパニアンのタ-ビダイト相の年代を示す。含まれるチャ-ト相はバレミアンからセノマニアンを示し、その年代幅は東方へ若化する。 中丿川層群のタ-ビダイト相の年代はマストリヒチアンから暁新世の年代を示し、メランジェ相に含まれる海洋底物質の年代幅はバレミアンからカンパニアンである。以上南部日高帯はタ-ビダイト相・メランジェ相とも東方へ若化し、白亜紀60Ma間の断続した付加作用により形成されたと考えられる。 2.道東部常呂帯(仁頃層群とサロマ層群) 仁頃層群のチャ-トはアルビアンからチュロニアンの年代幅をもつ。一方それを不整合に被うサロマ層群はマヌトリヒシアンから暁新世を示す放散虫を含む。サロマ層群は白糖丘陵の前弧海盆堆積体を同時異相である。 3.北部日高帯(枝幸山地地帯)全体がメランジェ相で下部白系上部を示すマトックスとバランジニアンからセノマニアンのチャ-トである。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)