Project/Area Number |
63550247
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子通信系統工学
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小野田 真穂樹 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 峰雄 東京工業大学, 工学部, 講師 (00185935)
國枝 博昭 東京工業大学, 工学部, 助教授 (50126273)
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Project Period (FY) |
1988 – 1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 画像信号処理 / 2次元フィルタ / ディジタルフィルタ / シグナルプロセッサ / マルチプロセッサ / シストリックアレイ / 命令コ-ド / 積和演算 / 画像信号 / 非線形フィルタ / 信号処理 / マルチプロセッサシステム / 命令コード生成 |
Research Abstract |
画像信号よりは、高速情報化社会における自然観測、医用応用、画像伝送などで益々その重要性と高速処理の要求が高まっている。本研究は近年のDSPに代表される計算ハ-ドウェアの発達を基礎に、画像信号処理の高速化・高精度化について検討するものである。特に当該年度に於いては、前年度に得られた成果をふまえ、高精度かつ高速に動作するシストリックアレイ方式による処理実現、画像信号処理における基本的計算量削減による高速処理、信号の入出力形式およびプロセッサ間通信を考慮したプロセッサ制御の最適化とそれに基づくマルチプロセッサシステム(以下MPS)による並列処理について検討を行い成果を得た。またこのうちの幾つかについては実際に信号処理システムの試作・評価を行い、有効性を確認した。以下、当該年度の主な研究実績をまとめる。 1)積和演算器とラッチとから成るモジュ-ルの組合せにて、高速かつ高精度な信号処理が実現できることを示し、その具体的構成法を得た。これは、通常形フィルタリングにおける最高速を最小のハ-ドウェア量にて実現するもので、モノリシック化にも適したものとなっている。 2)ラスタ-スキャン方式のデ-タ入出力に対して高速かつ信号遅れの小さい、新しい並列処理手法を得た。これは従来の並列処理手法に較べてデ-タ参照、プロセッサ制御が大幅に簡単化されており、汎用MPS向き画像処理手法となっている。 3)再帰形計算処理と状態応答の有限打切りとを組み合せた全く新しい信号処理手法を提案し、そのMPSを設計した。これにより信号処理のための計算量を(特性を大きく劣化させることなく)大幅に減少させることができ、かつ全画面に渡って並列度の高い処理が実現できた。特に画像処理で重要な双方向処理に於いて、その有効性は大きい。 4)この他、MPSの処理割り付け手法などにおいて成果を得ている。
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