コンピュータグラフィクスによる自然景観のシミュレーション
Project/Area Number |
63550266
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機工学
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
千葉 則茂 岩手大学, 工学部, 助教授 (40171946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海野 啓明 仙台電波高専, 電子制御工学科, 助教授 (90149906)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | コンピュータグラフィクス / 自然対象物 / 形状定義法 / 行動モデル / 山岳地形 / 樹木の形状 / 流れのシミュレーション / ボクセル |
Research Abstract |
研究実施計画にしたがい実績を述べる。 1.山岳地形の定義法について(1)山岳地形の尾根線に基づく定義法の開発を行った。(2)季節感のある山岳景観、すなわち新緑・紅葉や積雪・融雪のシミュレーションを実現するための、日射量拘束計算法を開発した。 今後は、派生尾根線の同生成法を開発する予定である。 2.樹木の形状定義法について(1)既開発の生長モデルが林等の群生した樹木の表現にも有効であることを確認した。(2)枝垂れや不定芽をモデルに取り入れ、それが経年変化のシミレーションに有効な要素であることを確認した。 今後は、モデルの強化と、葉の生成法の開発を行う予定である。 3.岩石・ひび割れについて(1)既開発のひび割れのモデルを、粘着性をパラメタとして統合した。(2)CGへの応用として、陶器のうわ薬、大理石模様、泥田の画像を生成し、モデルの有効性を確認した。 今後は、任意曲面上に適用できるようにモデルを強化する予定である。 4.Voxel表現法について(1)既開発の高速フィルタリング法・補間法をインプリメントし、その効率性を確認するとともに、メタボール法への応用も有効であることを確認した。 5.流れのシミュレーション(1)2次元流れのための流体粒子の行動モデルを開発した。 今後は、3次元流れのシミュレーションのためのモデルへと強化する。 以上の成果、すなわち1については情報処理学会「グラフィクスとCAD」研究会において、2と5についてはNICOGRAPH'88において、3については情報処理学会「グラフィクスとCAD」シンポジウムにおいて、4については、情報処理学会論文誌に投稿中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)