Project/Area Number |
63560133
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
製造化学・食品
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
宮本 敬久 九州大学, 農学部, 助手 (70190816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
波多野 昌二 九州大学, 農学部, 教授 (30038260)
吉元 誠 九州大学, 農学部, 助教授 (90182831)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | Bacillus cereus / 芽胞形成機構 / クロモソーム / 温度感受性変異株 / クロモソーム結合蛋白質 |
Research Abstract |
1.Bacillus cereus JCM2152株より分離した温度感受性変異株M-4を用いて実験を行った。M-4を30℃で培養後、対数期に42℃で2時間培養してDNA複製を一旦完了させた。DNA複製開始を同調するため、これを再び30℃で15分間培養した後、更に42℃で培養することでDNA複製を同調できた。このDNA複製開始より細胞を芽胞形成培地に移し、芽胞形成率を調べた結果、DNA複製開始直後には20%であった芽胞形成率が、複製開始から30〜40分後には100%と最高となり、80分後には再び15%へと低下した。この結果より、DNA複製開始より約30分後の複製途中の菌だけが、芽胞形成培地にある時、芽胞形成できるものと考えられる。 2.B.cereusからのクロモソーム調製法は未だ確立されていないので、クロモソーム調製法について検討した。菌体を先ずリゾチーム10mg/mlとムタノリシン0.1mg/mlで4℃、1時間処理した後、Briji58及びデオキシコール酸で23℃、40分処理した。これに0.2MになるようにNaCl溶液を加えて溶菌し、4,000Xg、5分の遠心で残査を除き、上清を25,000Xg、20分遠心し、沈澱をクロモソーム画分とした。クロモソーム画分はA_<280>/A_<260>=0.85であり、大腸菌クロモソームについての報告(A_<280>/A_<260>=0.6〜0.89)と近い値であったのでクロモソームが調製できたと考えた。 3.DNA複製開始より0、30、80分後に集菌した菌より各々2.の方法でクロモソームを調製し、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動によりクロモソーム結合蛋白質の比較を行った。(1)芽胞形成の高い時期のクロモソームからのみ検出されなかった蛋白質として140KD、62KD、35KD、26KDの蛋白質があった。(2)逆に、芽胞形成率の高い時期のクロモソームからのみ検出された蛋白質は65KD、55KD、46KD、42KD、38KDであり、(1)は芽胞形成のリプレッサー、(2)は芽胞形成期に特有のRNAポリメラーゼのσ因子である可能性が考えられる。
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