Project/Area Number |
63560226
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
農業土木
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
櫻井 喜十郎 三重大学, 生物資源学部(農学部), 教授 (00170639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清澤 秀樹 三重大学, 生物資源学部(農学部), 助教授 (50093125)
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Project Period (FY) |
1988 – 1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 防風施設 / 防風ネット / 防風林 / 抵抗係数 |
Research Abstract |
1.概要 防風施設(防風ネット、防風棚、防風林等)における流体力(風圧力)の推算、防風効果の予測と施設設計の合理化のための研究である。 2.昭和63年度研究のまとめ (1)基準風速の評価 従来採用されている流体(風)に対する抵抗係数C_Dの測定法は防風施設のように風が透過するような物体に対しては不適当であることを既に提唱(桜井)していたので、それを裏づける実験的研究を行なった。 すなわち、施設の影響のない所での風速(自由風速)を基準としてC_Dを求める場合、ネットのような透過性のものでは供試体の大きさによってネットを通過する風速の分布状況が変化することをつきとめ、透過風速との関連においてC_Dを測定するのが合理的であるとの結論に達した。 (2)C_D測定法の合理化 昭和62年度までに各種の防風体について、風洞を用いて直接風圧力を測りC_Dを求めていたが、この方法は高価な風洞を必要とし、種類の多い防風ネットそれぞれについて測定を行なうことは困難である。そこで、防風体前後の風圧差を測定し、風圧力に換算する方法を提案し、実測して、その妥当性を実証した。この方法は真空掃除機を使用して出来る簡単なもので、新発売の防風ネットでも現場で簡単にC_D値が測定出来る。 (3)防風林のような立体的防風体の防風効果の推定法確立への準備 立体的な防風体の空隙率とC_Dとの関係を求めるため、林状円柱体模型を用い、その前後の風圧力差を測定して、その関係を明らかにした。 (4)現地測定 前記(1)と(3)を実証するために現地防風施設に対し実測を行なった。解析は平成元年度前半に行ない、報告書を作成する。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)