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血小板由来の新しい増殖因子HGFに対するモノクロナール抗体の調製

Research Project

Project/Area Number 63570130
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pathological medical chemistry
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

冨田 優美子  徳島大学, 酵素科学研究センター・酵素病理, 助手 (00089913)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords肝再生因子 / 肝細胞増殖因子(HGF) / ラット血小板 / モノクロナール抗体 / ELISA
Research Abstract

我々は肝再生中のラット血清から生物学的にも化学的にもPDGFをはじめとする既知増殖因子と異なる新しい蛋白性因子である肝再生因子を部分精製し、肝細胞増殖因子(HGF)と名づけた。その後、HGFを高濃度で貯蔵しているラット血小板から単離することに成功した。HGFは肝再生時のみならず、人劇症肝炎患者血中にも顕著に増加することが認められている。そこでHGFの肝再生、創傷、治癒や肝炎時に果たす生理的意義を解明する為の手段として抗体の調製を試みた。既にラット500匹の血小板からHGFを11.7μg得ているが、これはモノクロナール抗体の調製の為の抗原量としては少なすぎると思われる。そこで微量の抗原でも抗体ができるか、まず予備実験として、プラスミシ(血液蛋白で分子量及びサブユニット構成がHGFと類似している)0.5〜2μgをヘモシアニンと結合させマウスの脾臓内と腹腔内に1〜3回投与し、抗体が産生されているかELISA法で検討した。脾臓内投与法では抗体は産生されていなかったが、腹腔内投与の場合は2μgを3回投与後、抗体産生が認められた。これらの結果を参考にしてHGFのモノクロナール抗体の調製に着手した。まずHGFをヘモシアニンと結合させ、アジュバントで乳化したものをマウス腹腔に1回目投与後、更に2週間毎に2回投与し、3日後、一部採血し抗体価とチェックすると抗体産生が認められた。そこで脾細胞をとり出しミエローマ細胞を融合させHAT培地で培養し、脾細胞とミエローマ細胞のハイブリドーマのみを選択した。これを限界稀釈法でクローニングを行った。現在、抗体産生をチェックしながら増殖させている。今後この抗体を使用してHGFの組織分布の検討、発現ベクターであるλgt11を利用してのC-DNAの調製などを行いたい。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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