ミトコンドリア型シトクロムP-450水酸化酵素系の組織特性とその生理的意義
Project/Area Number |
63570131
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Kagawa Medical School |
Principal Investigator |
三浦 成敏 香川医科大学, 医学部, 助手 (70190585)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | シトクロムP-450 / モノオキシゲナーゼ / ヘム酵素 / 酸化還元酵素 |
Research Abstract |
哺乳動物のシトクロムP-450は骨格筋以外の殆んどの組織や臓器に局在している。このシトクロムP-450にはミクロソーム型とミトコンドリア型が存在しているが、ミトコンドリア型シトクロムP-450の還元酵素は、NADPH-ファレドキシン還元酵素とフェレドキシンの2成分で構成されている。我々はウシ副腎皮質、肝臓、腎臓等よりミトコンドリア型シトクロムP-450モノオキシゲナーゼ系の各構成酵素を精製し、臓器特性について比較検討した。副腎皮質ミトコンドリアのフェレドキシンの蛋白質の一次構造はcDNAより間接的に決定された結果とは異なり、C末端が短いフェレドキシンのみであった。cDNAから見積られた一次構造と一致するものは眉殺後直ちに精製したもので認められなかった。フェレドキシンのプロセッシングとこれらミトコンドリア型シトクロムP-450モノオキシゲナーゼ系の酵素活性の関係について検討した。ミトコンドリア型シトクロムP-450とこの還元酵素系であるフェレドキシンとの結合により特有の構造変化を生じることがEPRスペクトルの解析から分かった。ミトコンドリア型シトクロムP-450モノオキシゲナーゼ系の臓器特性は酵素活性の面のみならず蛋白質のプロセッシングやNADPH-フェレドキシン還元酵素においても認められた。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)