感作性金属による生体影響に関する実態調査並びに実験的研究
Project/Area Number |
63570264
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
公衆衛生学
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
島 正吾 藤田学園保健衛生大学, 医学部, 教授 (40084511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 博信 名古屋市衛生研究所, 研究員
吉田 勉 藤田学園保健衛生大学, 医学部, 助手 (00158453)
栗田 秀樹 藤田学園保健衛生大学, 医学部, 助手 (50148269)
森田 邦彦 藤田学園衛生技術短大, 講師 (90087669)
大谷 元彦 藤田学園保健衛生大学, 医学部, 教授 (30084510)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 感作性金属 / 細胞毒性 / ベリリウム / ジルコニウム / 白金 |
Research Abstract |
1).培養細胞のproliferation及び正常細胞のsurvival viabilityに対するBe、Zr及びPtの影響 BeはHeLa細胞およびマウス脾細胞に対する細胞毒性影響は小さかった。しかし、3T3線維芽細胞に対し、強い毒性作用を示した。ZrはHeLa細胞および3T3線維芽細胞のような癌細胞並びにマウス脾細胞に対しても毒性作用は小さい。しかし、マウス脾細胞における高濃度添加では、Beよりも強い毒性作用を示した。Ptは用いた3種の感作性金属のなかでは、もっとも強い毒性作用があり、この毒性作用は、正常細胞に対するよりも癌細胞に対し強く認められた。 2).細胞内核酸合成に対するBe、Zr及びPtの影響 Be、Zr及びPtは、それぞれ単独では限定された濃度において、細胞内DNA合成を増強するが、高濃度ではいずれも抑制作用を示し、細胞活性化作用と毒性作用という相反する反応が金属濃度によって認められた。この反応においては、Ptが最も強く、Beはこれに次ぎZrは比較的弱い傾向を示した。Mitogensによるリンパ球の幼若化反応においては、細胞活性化作用を示す濃度範囲においても、Con Aの幼若化におけるBeの相乗効果以外は金属添加によってもいずれも抑制する傾向を認めた。 3).細胞内酵素を指標としたBe、Zr及びPtの細胞毒性影響 Beは、HeLa,3T3細胞に対して毒性影響を示し、その細胞毒性は細胞膜の透過性を増強する作用が認められた。Ptは、用いた感作性金属の中では特に強く、細胞膜透過性の増強作用を示した。さらにライソゾームにも毒性影響を与えることが示唆された。Zrは、Be及びPtに比べて、用いたいずれの酵素においても細胞外遊離は認められず、3種の感作性金属のうちでは細胞毒性は最も小さいものと考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)