急性白血病化学療法効果判定指針としてのnew micro dU抑制テストの研究
Project/Area Number |
63570563
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
近藤 春樹 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (30142235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 茂正 千葉大学, 医学部附属病院, 医員
井関 徹 千葉大学, 医学部附属病院, 医員
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | dU抑制試験 / B_<12> / B_<12>類縁体 / 白血病 / 薬剤感受性 / 急性白血病 / micro dU抑制テスト / コバラミン類縁体 |
Research Abstract |
従来B_<12>葉酸欠乏症の診断に用いていたnew micro dU抑制試験を急性白血病の薬剤効果判定に使用した、上試験を用いると正常と白血病の末梢血では異なる結果が得られ、白血病診断にも有用であるのがわかった。白血病細胞をin vitroで培養し、培養液にMethotrexateなどの薬剤を加えdU抑制試験を行うと、薬剤感受性のある細胞株では薬剤添加前後で結果が異なったのに対し、感受性のない株では前後で差が無いのがわかり、この試験がin vitroでの白血病に対する薬剤感受性テストとして有用であるのがわかった。又in vivoでも、各種抗白血病剤投与により寛解が得られた症例では上試験が薬剤投与前後で変化するのに対し、寛解が得られない例ではその成績が異ならないことから、上記in vitroの結果と同様に、この試験が白血病に対する薬剤効果判定に有用であることが判明した。^<57>Coを用い^<57>Coコビナマイドを化学的に作製し、このB_<12>類縁体がB_<12>と同様な生理生化学的意義を有するか否かを上試験を用い検討したが、^<57>Coコビナマイドを用いた結果は^<57>CoB_<12>を用いた結果と明らかな相異を示し、コビナマイドはB_<12>とは異なる意義を生体に与えるのがわかった。ヒト胆汁中には多種多様のB_<12>類縁体が存在するのが知られているがその生理学的意義は判明していない。この胆汁中に含まれるB_<12>類縁体をB_<12>結合蛋白と固相化したアフクニティクロマトグラフィ-で精製純化し、上試験に用いてみた所上記コビナマイドを用いた時の結果と同様に、これらB_<12>類縁体を用いた結果にB_<12>を用いた時と異なった結果を示し、ヒト生体内に含まれるB_<12>類縁体もB_<12>とは異なった生理的意義をもっているのが指さされた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)