Project/Area Number |
63570567
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高橋 益廣 新潟大学, 医学部, 助手 (90179531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 正博 新潟大学, 医学部附属病院 (10199391)
小池 正 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (30170161)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 造血幹細胞 / 骨髄微細環境 / 共通母細胞 / marroa stromal cell / bcr rearrangement |
Research Abstract |
1)G6PD heterozygousなCML患者より得られた骨髄細胞の長期培養(Dexter培養)で形成された附着細胞層のG6PDアイリエンザイは、AかBかのどちらか一方を示すことより、附着細胞層を構成し、造血微細環境の腫瘍細胞であるmarrow stromal cellは、CMLにinvolveされており、CNLクローンの造血幹細胞と共通な母細胞に由来すると考えられる。 2)CML患者の骨髄細胞を、牛胎児血清と馬血清をそれぞれ12.5%、ハイドロコーチゾンを10-7M加えたMcCoy´s5amedicemで3〜4週間培養することにより形成されたmarrow stromal cell layerE洗浄により血液浮遊細胞を除いた後、トリプシン処理によりハク離した。血液細胞に対し補体依存性破壊能を有するモノクロナール抗体の組み合わせ(IGI0、LAF3、EP1、5F1)と補体で処理することにより混在している血球を除去した後、Sarkosye液、PreteinaseKで細胞膜・蛋白質を破壊し、RNase AでTNAを消化後、高分子DNAを抽出した。marrow stromal cell layer regionより抽出したDNAを制限酵素で処理しアガロースゲルで電気泳動した後lrcr(lreakpoint cluster region)を認識するプローブを用いたサザンハイブリダイゼーションを行った。検討したCML症例のmarrow shromal cell layer の細胞には、lrcr rearrangementが証明された。 3)CMLではmasrow stromal cellにlrcr rearrangement が証明されたことより、CMLのmarrow stromal cellは遺伝子のレベルでもCMLクローンに由来することが示唆れ、このことは、血液細胞に造血微細環境を構成する腫瘍細胞の起源が同一であることが考えられた。
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