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ラット移植肺、全身リンパ組織、末梢血ならびに肺胞洗浄液中のリンパ球分画の検討

Research Project

Project/Area Number 63570659
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

岡田 慶夫  滋賀医科大学, 医学部, 病院長 (10106825)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 憲太郎  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30171482)
Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsラット / 肺移植 / 免疫組織化学 / 拒絶反応 / リンパ球分画 / 気管支随伴リンパ組織 / 末梢血 / 気管支肺胞洗浄液
Research Abstract

(1)異系移植群の移植肺では、移植後早期にまずBALTにおいて、ヘルパーTリンパ球が浸潤し、これに続いてノン・ヘルパーTリンパ球が優位を占めるに至り、血管および気管支周囲と肺胞領域へと浸潤した。また、Ia抗原陽性細胞は持続的に高値を示した。同系移植群ではこれらの細胞浸潤はみられなかった。(2)異系移植群では、recipientのリンパ組織である胸腺および脾臓においても、移植肺におけるリンパ球分画の変動とほぼ平行した変動が招来されることが示唆された。(3)末梢血液:同系移植群では、2ないし3日目に好中球の増加がみられた。異系移植群では、2ないし3日目までは同様な傾向を呈し、4日目以降には同系移植群と異なり、リンパ球の比率が低下し、好中球および単球様細胞の比率が上昇した。ヘルパーTリンパ球とノン・ヘルパーTリンパ球との両分画は、ほぼ平行して変動し、ヘルパーTリンパ球は、持続的に優位を示した。異系移植群におけるリンパ球数の減少は、前述した移植肺、胸腺、脾臓の所見から、拒絶反応の早期にrecipient体内のリンパ球動態に急激な変化が招来されたためであると考えられた。(4)気管支肺胞洗浄液:総細胞数は同系移植群も異系移植群も共に移植後3日目までは増加した。しかし異系移植群では4日目以降もさらに急激に増加した。同系移植群では2日目以降に好中球の増加がみられるが、リンパ球の比率は比較的安定していた。異系移植群でも同様な所見を呈するが、4日目以降にリンパ球が著明に増加した。これらの細胞中では、ノン・ヘルパーTリンパ球およびIa抗原陽性細胞が優位を占め、ヘルパーTリンパ球は、最も少なかった。異系移植群では、肺組織の病変を反映し、拒絶反応の進行と共にノン・ヘルパーTリンパ球およびIa抗原陽性細胞が増加した。これらの所見は末梢血のリンパ球数の減少と合わせ、移植肺における拒絶反応の早期診断に有用であると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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