HAP、TCP顆粒、フィブリン糊と軟性フッ化樹脂を応用した顎提形成に関する研究
Project/Area Number |
63570951
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
外科・放射線系歯学
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
瀬戸 かん一 (瀬戸 皖一) 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60064367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹岡 邦典 鶴見大学, 歯学部, 助手 (10187106)
高田 典彦 鶴見大学, 歯学部, 助手 (10197105)
佐藤 淳一 鶴見大学, 歯学部, 講師 (70187201)
松本 康博 鶴見大学, 歯学部, 助教授 (20089395)
国佐 一男 鶴見大学, 歯学部, 助手 (60195469)
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Project Period (FY) |
1988 – 1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | EPTFE / GORE-TEX / HAP / β-TCP / フィブリン糊 / EPTFE(GORE-TEX) / 軟性フッ化脂肪 / ヒドロキシアバタイト / 顎堤形成 |
Research Abstract |
ビ-グル犬下顎の骨膜下にEPTFEの埋入実験を行った。この結果と、EPFEの臨床応用症例について、1988年4月16日第29回大韓口腔顎顔面外科学会と1989年3月16日Fist Asian Congress on Oral & Maxillo facialにおいて、「EPTFE(GORE-TEX)use in Oral and Maxillo Facial Augumentation」と題して口演発表を行った。 ビ-グル犬下顎の骨膜下にEPTEFの埋入1ヶ月後に屠殺、ホルマリン固定後脱灰H・Eにて光顕的に観察した。この結果ではEPTFEの0.01〜24μmの細孔中に、多数のコラ-ゼン線維が侵入、生体繊維の浸潤が容易に行なわれ、組織の治癒促進、生体の異物排除作用と感染に抵抗する組織が形成されると考えられた。 EPTFEを臨床応用した32症例は、併用材料としては、ヒドロキテアパタイト顆粒12例で、これらのうちフィブリン糊と併用したもの3例であった。疾患別では歯根のう胞摘出後の骨欠損4例、埋状抜歯後の骨欠損2例、脈瘤性のう胞摘出後と骨折による骨欠損各1例であった。また歯槽堤形成5例、鼻腔及び上顎洞瘻孔閉鎖と上顎洞への穿孔各1例、骨折による軟組織陥凹補填2例、悪性腫瘍摘出後の再建材料からの軟組織保護5例、口蓋良性腫瘍摘出後のドレッシング3例、頤形成1例、顎関節部への使用2例であった。これら32症例中28例(89%)は何のトラブルもなく生着している。これらのことから、骨補填材としてのアパタイトと同様に軟組織欠損の補填材としてのEPTFEの有用性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)