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人下顎骨由来の培養細胞の矯正的刺激に対する反応に関する研究

Research Project

Project/Area Number 63570963
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 小児・社会系歯学
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

矢野 和巳  徳島大学, 歯学部, 助手 (40182381)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 多田 恒  徳島大学、歯学部, 助手 (20188254)
曹 鴻哲  徳島大学, 歯学部附属病院, 助手 (50187879)
天真 覚  徳島大学, 歯学部, 助手 (40197819)
弘田 克彦  徳島大学, 歯学部, 助手 (60199130)
梅原 光司  徳島大学, 歯学部附属病院, 助手 (60203585)
Project Period (FY) 1988 – 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywordsヒト下顎骨 / 培養細胞 / 石灰化
Research Abstract

骨格性下顎前突患者の外科的矯正手術の際に得られた骨片から採取した細胞の長期継代培養に成功した。そして、それらの細胞群中に経時的に石灰化していく基質形成像を認めた。それら細胞を形態学的、組織化学的、および生化学的に検索し、以下の結果を得た。
1.光学顕微鏡観察において培養細胞群中にコロニーの形成が認められその中心部に茶褐色の沈着物が認められた。
2.コロニー形成部に対してアリザリン・レッドS染色を行った所、赤燈色の染色が見られ、不溶性カルシウムの存在が確認された。
3.電子顕微鏡観察では沈着物は針状結晶構造より成り、細胞間には規則的に横絞構造をった線維群が多数認められ、形態学的にコラーゲン線維であると考えられた。しかし、細胞自体に骨芽細胞としての特徴ある像を認める事はできず、細胞と基質との関係を明確に示すまでには至らなかった。
4.X-線マイクロアナライザー分析での線分析および点分析において沈着物でのカルシウムの存在と、Ca/P比についてハイドロキシアパタイトと同様のmasslatoを得る事ができた。
5.アルカリフォスファターゼ染色ではコロニー部に一致して染色され同部における活性が認められたが、細胞に対する染色では染色性は低く、また、同活性の比活性比の測定では全培養期間を通じ殆ど活性の上昇が認められなかった。
以上の結果より、この細胞群中には様々な細胞の混入が考えられ、細胞の同定が不可能であったので、より単一な細胞を得る目的で、コラゲナーゼ、トリプシンを用いた骨片の消化によって段階的に細胞を得る方法を考えている。また、矯正力を加える方法も、無菌的に安定した細胞に最適な力を加える方法を再考中である。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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