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油性汚れの脱離に関する速度論的検討

Research Project

Project/Area Number 63580067
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学
Research InstitutionKyoritsu Women's University

Principal Investigator

齊藤 昌子  共立女子大学, 家政学部, 助教授 (20104086)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1988: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords油性汚れ / 洗浄 / 脱離 / 速度論
Research Abstract

油性汚れの基質からの脱離についてくわしく検討するために、脂肪アルコール(C_<18>)および、ポリアミドパウダーをそれぞれ油汚れ、基質のモデルとして用い、再汚染のない系での洗浄を行った。洗浄液には水60/40エタノール混合液を用い、各洗浄時間(1〜15分)における脱落量、基質上に残留した量を定量し、洗浄液の温度と流量が、脱離に及ぼす影響を調べた結果、次のような知見が得られた。
1.30℃および40℃における20ml/min、40ml/minの結果から、洗浄温度は、最終的な油性汚れの脱落率に影響し、洗浄液の流速は、脱離の速度に影響を及ぼすことが明らかになった。
2.又、油性汚れの脱離には3つの段階があることが明らかになった。それは(1)急速に表面の汚れが除去する段階、(2)その後汚れの除去がやや緩慢になる段階、(3)再び汚れが落ちる段階であった。この傾向は、洗浄液の流速が小さい時に顕著にみられ、流速が大きくなると、これらの3つの脱離は短時間内におき、1つの段階のようにみえる。
3.いづれの洗浄条件においても油性汚れの脱離は4〜5分以内に行われ、残留した油性汚れは、その後の洗浄によっても脱離しないことがわかった。
4.水/エタノール混合液と同一条件で、陰イオン系界面活性剤水溶液(SDS)を用いて洗浄を行ったが、油性汚れの脱離はみられなかった。今後、洗浄条件を変えて界面活性剤による洗浄を行い、洗浄機構の違いが油性汚れの脱離速度に及ぼす影響を明らかにしていく予定である。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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