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DNA損傷の修復された後にみられるc-myc遺伝子のメチル化と活性の変化

Research Project

Project/Area Number 63580164
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 放射線5生物学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

小野 哲也  東北大学, 医学部, 教授 (00107509)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石崎 寛治  京都大学, 放射線生物研究センター, 助手 (70111987)
Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords紫外線 / DNA損傷 / 修復 / DNAメチル化 / C-myc / 癌化 / 老化
Research Abstract

損傷を受けたDNAが修復された後シトシン塩基のメチル化のパターンまでも損傷を受ける前と同じになるかどうか、またもし変ればそれが老化や癌化といったDNA損傷によって誘発されると考えられている生物現象の過程でのメチル化の変化をどのような関連性がみられるかをC-myc遺伝子を指標として調べた。
(1)ヒト8週令胎児より培養に移した線維芽細胞をstationary phaseにし、更に低血清下で細胞分裂を停止させ紫外線を1回20J/m^2で週2回づつ10回照射し、その後で生き残った細胞の中から9クローンを分離し増殖させDNAを解析した。コントロールとしては非照射のものから同様の過程で8クローンを分離した。それらについてC-myc遺伝子近辺のメチル化を調べたが照射による影響はみられなかった。
(2)同じ要領でマウスの線維芽細胞(m5S細胞)を用いて調べると照射したものでは20〜30%のクローンにメチル化の変化がみられた。
(3)一方C3H雄マウスに自然発生した肝癌4例と放射線照射後発生した肝癌7例についてC-mycのメチル化をみるといずれも3′側で増加しているのがみられた。
(4)さらにヒトの肝癌21例について調べると3′側でメチル化の増加が、また5′遠方5kb付近で脱メチル化が高頻度に観察された。
(5)ヒトの肝の老化過程ではC-mycの3′側でメチル化の増加がみられる。
以上の事からマウスでもヒトでも老化や癌化の過程で高頻度にメチル化の変化がみられ、それがマウスではDNA修復後のメチル化の変化に関連していると考えられるが、ヒトでは明らかでない。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Y.Kato,H.Sawada,T.Ono,M.Toshima,et al: Leukemia. 2. 701-703 (1988)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report
  • [Publications] T.Ono,N.Takahashi,S.Okada: Mutation Research. 219. 39-50 (1989)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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