Project/Area Number |
63601013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石原 研而 東京大学, 工学部, 教授 (10010662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 正二 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (20018469)
土岐 祥介 北海道大学, 工学部, 教授 (50001136)
時松 孝次 東京工業大学, 工学部, 助教授 (50134846)
龍岡 文夫 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70111565)
柴田 徹 京都大学, 防災研究所, 教授 (20027212)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥25,000,000 (Direct Cost: ¥25,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥25,000,000 (Direct Cost: ¥25,000,000)
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Keywords | 地盤 / 地震 / 液状化 / 貫入試験 / 2方向単純せん断試験 / S波速度 / 繰返し非廃水三軸試験 / 造成地盤 |
Research Abstract |
砂地盤の液状化ポテンシャル評価については、室内実験、原位置試験を中心にして昨年度までの研究を更に進展させた。まず、高圧三軸せん断試験により、広範囲の密度と拘束圧に対し、砂がフローを生ずる条件を求め、これと粒子破砕の関係を求めた。そして、これらの関係が砂の種類によっていかに変わるかを明らかにした。また、砂の構造異方性と液状化強度との関係は、二方向せん断試験装置を用いてある程度明らかにできた。更に、火山灰土の地震時安定性を調べるため、道中央部の2箇所から採取した試料につき、室内の繰返し試験を実施した。その結果、火山灰土の固結土が強く影響していることが示された。又、関西地方を中心に遺跡の集落跡から古代の液状化跡と考えられる噴砂跡や砂の脈が発見されたので、ブロックで不撹乱試料を採取し、室内で繰返し三軸試験を行った。その結果、液状化強度は通常の新鮮な試料よりやや高いこと、又、一般にdilatantな挙動を示すことがわかった。 次に、コーンの貫入抵抗については、コーン貫入先端抵抗と、砂の応力状態と繰返し強度の関係を3種類の砂について求めた。又、コーン貫入試験は、千葉県東方沖地震で被災した地盤についても現地で行われ、その適用性の適否を検討した。又、地表で求めたS波速度のデータから地盤の危険度を予測する手法についても研究を進めた。これらの有効性は新潟市内で行った原位置試験でも検証された。宅地造成地の地震時安定性の調査では、1978宮城県沖地震で被災した大規模造成地で個別訪問を行い被害の程度を細かく調べた。又、常時微動測定を行い、震害と地盤の振動特性との関係を調べた。ローカルな地盤や地形条件が地震動の増幅特性に及ぼす影響については、有限要素法による応答解析を行って検討した。事例としては1985年のチリ地震に於ける数例の鉱さいダムの挙動を取り上げ、斜面地形による増幅特性の差異という形で調べた。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)