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中国と内陸浅発地震の前兆現象および被害の比較研究

Research Project

Project/Area Number 63601524
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

尾池 和夫  京都大学, 理学部, 教授 (40027248)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹内 文朗  京都大学, 防災研究所, 助手 (50027299)
松村 一男  京都大学, 防災研究所, 助教授 (70027283)
Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords中国の地震 / 地震前兆現象 / 地震予知 / 誘発地震 / 内陸地震
Research Abstract

中国および日本に最近約20年間に発生した大地震の前兆現象のデータを収集整理した。とくに内陸の浅発地震に関するデータを解析した結果、大陸に発生する地震と日本の内陸に発生する地震とに共通する性質と、そうでないものとがあることがわかってきた。
共通する性質としては、前兆現象として観測された諸現象の種類が一致していることが目立つ。前震、傾斜や伸縮などの地殻変動、地磁気や地電流、岩石比抵抗などの地球電磁気的変化、地下水質や地下ガスの変化、地下水位の変化、および動物異常などの現象が、両者に共通して現れている。
前兆現象の出現する時間と空間分布に関して見ると、大地震発生の直前に震央地域に集中して現れたものが中国内陸部にあり、それは観測点が震央をとりまいて存在するという理由以外にも、その地域の地殻活動の経履によって支配されている面があると推測される。
今回、中国から出版された文献を調査した結果、英文で出版されたもの以外に大量のデータが中国語で出版されていることがわかり、このような調査が有意義であることが明らかとなった。
浅発地震の前兆現象の中に地下水の異常変化とともに、地下水に関連する地震の誘発現象と考えられる事例が多数ある。例えば唐山地震直前には震央地域に集中豪雨があり、そのために前兆現象が明瞭に観察されなかったと同時に、地震発生の時期を早めてしまう結果になった可能性がある。この点に関して、さらに詳細な調査研究が必要である。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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