音声のベクトル量子化におけるレート歪関数を用いた評価法
Project/Area Number |
63608007
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
笠原 正雄 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30029045)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉村 立夫 福岡工業大学, 工学部, 助教授 (50179149)
浜辺 隆二 福岡工業大学, 工学部, 教授 (40104814)
常盤 欣一朗 神戸大学, 工学部, 講師 (70172145)
村田 正 大阪大学, 工学部, 助手 (70029239)
若杉 耕一郎 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (40135629)
|
Project Period (FY) |
1988
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
|
Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | ベクトル量子化 / 誤り訂正符号化 / 2進符号化変換 / シミュレーテッドアニーリング |
Research Abstract |
本年度は音声情報源を対象として、ベクトル量子化と誤り訂正符号化とを同時に適用することを提案し、解析およびシミュレーション実験を遂行した。そして主として以下に要約するような研究成果を得ることができた。 (1)ベクトル量子化の再生ベクトルのインデックスに対する代表的な2進符号化変換について、その基本的な特性を明らかにした。すなわち自然2進符号、交番2進符号、拡大体符号等の代表的な2進符号を対象として、これらの2進符号の符号語に生起した誤りの再生音声信号に対する影響を平均自乗誤差を評価基準にして測定した。 (2)上記(1)の結果に基づいて、重畳符号を利用した不均一誤り訂正符号を適用して、そのパフォーマンスを解析し、自然2進符号、交番2進符号が拡大体符号に比べて優れた特性を示すことを明らかにした。 (3)ベクトル量子化された音声信号が雑音のある通信路を通して伝送される場合を想定して、ベクトル量子化による歪と通信路誤りに基づく歪の両者を最小化するような2進符号をシミュレーテッド・アニーリングの手法を用いて探索した。 (4)以上の結果を踏まえて、評価基準としてのレート歪関数の一般化をはかるための基礎的考察を進めた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)