原始太陽系星雲からの質量と角運動量の双極流による放出
Project/Area Number |
63611503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内田 豊 東京大学, 理学部, 教授 (90012814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 正彦 東京大学, 理学部, 助手 (10183914)
長谷川 哲夫 東京大学, 理学部, 助教授 (50134630)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1988: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 太陽系形成 / 星形成過程 / 磁気流体力学 / 域気体シミュレーション / 磁気降着円盤 / ストリーマー構造 / 原始太陽系ガス散逸 |
Research Abstract |
本研究では原始太陽系星雲形成の最も重要な問題の一つである角運動量処理の問題を、我々が提案し観測的証拠も与えられて来ている分子双極流のsweeping magnetic twistモデルに関連した磁気量間雲凝縮過程の一部として捉え、太陽系形成最終段階での残留ガスの晴れ上りの問題にアプローチを試みている。これに直接又は間接的に関係した問題として昭和63年度は次の問題を扱った・(i)形成星からの光学ジェットとハービック・アロー天体の形成、(ii)活発な星形成域から出ている大スケールの星間ストリーマーの起源、(iii)星間ストリーマー中の鎖状の赤外線源(星)形成機構、(iv)磁気降着円盤の構造とその動的振舞、(i)については我々はHHE体は形成星からの光学ジェットが磁陽により導かれて衝突する事により運動量とエネルギーを与えると考えると従来の困難が解決し、これはwiggled jetなどの問題もヘリカルピーチとして解決する事を示した。数千太陽質量の雲の中で活溌な星形成が起っている星間雲から伸びているストリーマーがスピンをしている事を内田他が見出したがこれがやはり磁陽を介して角運動抜き取りにより星形成を促している事を(ii)(iii)で示した。こゝでも磁気ピンチが役割を果して星形成を促進する。(iv)については現在進行中であるが、磁陽を取り入れた降着円盤モデルはこれ迄出されて戻らず新しい領域となる。我々は本研究の関係では、これを太陽系形成の最終段階でのambipolar拡散で中性ガスが星に落ちた後な砂時計形に引き込まれていた磁陽が再び広がって行く時に雲離ガス(及びdragにより中性ガスも)を掃引して行ってしまう過程に適用を考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)