Project/Area Number |
63620509
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
宗川 吉汪 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (30012727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福永 理己郎 財団法人大阪バイオサイエンス研究所, 分子生物学部, 研究員
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | インターフェロン / 2-5A合成酵素 / 遺伝子発現調節 / 遺伝子組み換え |
Research Abstract |
細胞増殖調節に関与する酵素タンパク質の合成の誘導因子依存性に関する調節機構を明らかにする目的で、インターフェロン(IFN)によって特異的に誘導生産される(2^1-5^1)オリゴアデニル酸合成酵素(2-5A合成酵素)の誘導調節機構を検討した。本年度は、おもに2-5A合成酵素遺伝子のIFNによる特異的発現に関与するcis-elementの解析を行った。 ヒト2-5A合成酵素遺伝子の転写開始部位は少なくとも4ヵ所ある。最もよく転写される部位を1とし、それより上流域をクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)遺伝子に接続し、FL細胞にトランスフェクトしてIFNにより応答性をテストしたところ、-67〜-23の領域がIFNによる誘導に関与することが判明した。-67付近には、Octamer様配列があり、-23付近にはIFN被誘導遺伝子普通配列がある。そこで、それらを含むように-70〜-46(配列1)と-39〜-15(配列2)の各25bp(リンカーを含めて30bp)を合成し、それらを以下のように配列してSV40promoter CATの上流に接続して、遺伝子発現とそれにおよぼすIFNの効果を検討した。接続した配列は以下のとおりである。1、2、11、22、12、21、1111、2222、2222(逆向き)、1122、2211、1212、2121。その結果、配列2にCAT遺伝子を発現する活性があり、INFの作用によってさらに促進された。配列2による発現活性はdose依存性があり、配列が多くなるに従ってCAT遺伝子発現が増大した。配列1には全く活性がなかった。今後、配列2に結合するタンパク因子の検索を行ない、その同定と分離を試ける予定である。
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