ヤツメウナギ光受容膜の更新過程における機能性領域の変化
Project/Area Number |
63621502
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
外崎 昭 山形大学, 医学部, 教授 (90004572)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷲岳 宏 山形大学, 医学部, 助手 (20091845)
渡辺 皓 山形大学, 医学部, 助教授 (80004662)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 光受容膜 / 網膜 / 桿状体細胞 / 錐状体細胞 / 透過型電顕 / 凍結レプリカ法 / ディープ・エッチング法 / ヤツメウナギ |
Research Abstract |
近年の神経化学研究の発展により、光受容分子の詳細とともに、円板膜と外節形質膜のNa-channelを結ぶcGMP-cascadeの機構が解明され、いろいろな図式が発表されている。しかし少数のrapid-freezing/deep-etching法による業績を除いて、その機構に対応する電顕所見は得られていない。我々は、凍結レプリカ装置の試料アダプターに特殊な工夫を施し、桿状体・錐状体において、とくに円板膜の形質表面をdeep-etching法により広く観察し、円板膜の機能性領域と細胞形質に含まれるcGMP-cascadeの関係を表現するin situ微細構造の存在を探ることにした。はじめ桿状体・錐状体の典型的分化を示すキンギョ網膜を、冬季にいたって、ヤツメウナギ網膜について目的通りのetching面を観察することが出来た。 円板膜形質表面に分布する粒子は、0.01平方μ当り、桿状体において27.0±4.8(測定領域数、208)、錐状体において24.1±4.1(同、125)であり、いずれも割断面の膜内粒子のおよそ70%以下であった。これら表面粒子は、cGMP-cascade関連分子に相当し、一部は細胞内骨格構造の断裂片を含むと思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)