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光化学系I複合体電子受容体側タンパク質の研究

Research Project

Project/Area Number 63621509
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

桜井 英博  早稲田大学, 教育学部, 教授 (10063645)

Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords光生物学 / 光合成 / 光化学系I / 光阻害 / 鉄-流黄タンパク質
Research Abstract

1.葉緑体の光化学系I(PSI)Fe-Sセンサーの機能に関し、NADP・光還元能力を失った3種のPSI粒子を用いて分光学的及びメチルビオローゲン(MV)に対する反応性に関する研究を行った:1)HgCl_2処理により、センターBが選択的に破壊されたもの、2)好気的光失活処理により3種のセンターが部分的に破壊されたもの、3)嫌気的光失活させたもの。室温におけるμ秒領域の分光測定から、HgCl_2処理によりセンターBを失ったPSI粒子でもセンターAは対照と量的にも時間的にも同程度に還元・酸化されることを見いだした。この粒子のMV光還元活性は対照の60%程度に低下していた。以上の事実からMVへの主要な電子供与部位はセンターBであるが、センターAも補完し得ると結論した。嫌気的光失活粒子は反応中心P700が完全に残っているにもかかわらず、分光学的測定からFe-Sセンターへの電子伝達は起こらないこと、従って光阻害はAφ、A_1とセンターXの間に起こっていると結論した。好気的光失活処理粒子は、分光的特性、MV還元において、前2者の中間の性質を示した。Fe-SセンターA、Bは9kDaペプチドに結合しており、ペプチドのアミノ酸配列も明らかにされたが、各センターがどのcys残基に結合しているかは判っていない。HgCl┣D22によりセンターBが選択的に破壊し、SH修飾試薬によってまずセンターBに結合したcys残基を修飾し、次いで完全変性の後センターAに結合したものを別の試薬により修飾する。この方針に従って、各センターに結合したcys残基の同定を試みている。
2.緑色光合成細菌Chlorobiumの反応中心は緑色植物のPSI反応中心と相同性が高いといわれる。Fe-Sセンターを結合しているタンパク質を同定する目的で、蛍光性SH試薬を用いてcys残基を修飾したところ、低分子側にそのようなペプチドが存在することを発見した。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] Inoue,K: Plant Cell Physiol.30. 65-71 (1989)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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