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心筋細胞機能の調節・適応と破綻

Research Project

Project/Area Number 63624006
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

戸嶋 裕徳  久留米大学, 医学部, 教授 (00080664)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢崎 義雄  東京大学, 医学部, 講師 (20101090)
小澤 高将  名古屋大学, 医学部, 教授 (80022771)
河村 慧四郎  大阪医科大学, 教授 (00026832)
滝島 任  東北大学, 医学部, 教授 (20004765)
福崎 恒  神戸大学, 医学部, 教授 (90030824)
Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
Keywords肥大心 / 遺伝子 / α_1受容体 / β受容体 / イノシトール燐酸脂質 / ANP分泌 / 心筋エネルギー代謝
Research Abstract

本研究の目的は心筋の負荷に対する適応機構を細胞、分子レベルで把え、その生化学的機序を解明することにある。矢崎は圧負荷ラット心筋でミオシンの遺伝子転換を検討し、核内遺伝子のcーmycとc-fosおよび細胞質のc-Ha-rasが早期から発現し、αタイプの多い心房節でのβタイプのmRNAの増加はβタイプの遺伝子の発現によることを示した。福崎はマウス胎児心筋細胞を倍養し、α_1受容体刺激とアセチルコリンによるムスカリン受容体刺激がイノシトール燐脂質回転を促進させることを確認した。戸嶋はラットに圧負荷を加え、3週後の心筋β受容体数は対照群に比し有意に増加した。一方Mt機能には差がないが、膜流動性は肥大群で低下が見られた。堀は心筋症ハムスターの肥大期にはβ受容体数は高値を、心不全期には低値を示すこと、一方α_1受容体は全期を通じ高値を示し、Ca^<++>influxや心肥大の進展に関与する可能性を示した。滝島はラット圧負荷心における局所心筋エネルギー代謝を検討し、脂肪酸摂取の抑制とグルコース摂取の亢進を認めた。部位別では脂肪酸には差がないが、グルコースは心室中隔、前壁、側壁で後壁より高い取り込みを示し、エネルギー代謝の分布が異なることを示した。竹下は伸展により心房節からのANPの分泌増加があり、これはCa^<++>influxに依存しないこと、一方自動拍動のある時にはNEによりANPの分泌亢進があるが、これはCa^<++>influxに依存することを示した。小沢は抗がん剤であるドキソルビシンの連続投与により心筋内には過酸化脂質の増加を認め、膜燐脂質の過酸化に伴い膜のホスホリパーゼの攻撃を受けやすくなる事実を明らかにし、また心筋のホスホリバーゼ活性と不整脈出現の間にも相関を認めた。河村は肥大の様式による心筋細胞の組織学的な差を検討し求心性肥大では横径と横枝の太さの増加があり空間的順応を、偏心性肥大では長経の増加が見られたが横枝の数は減少し過伸展による断裂などが考えられた。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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