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インジウムを用いたニュートリノ検出器の開発研究

Research Project

Project/Area Number 63629506
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

鈴木 洋一郎  大阪大学, 理学部, 助手 (70144425)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 幅 淳二  大阪大学, 理学部, 助手 (60180923)
杉本 章二郎  大阪大学, 理学部, 助教授 (20044753)
長島 順清  大阪大学, 理学部, 教授 (90044768)
Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Keywordsインジウム / ニュートリノ検出器 / 太陽ニュートリノ / インジウムリン / 液体シンチレーター
Research Abstract

インジウムを利用した低エネルギーニュートリノの検出器の開発を行っている。特に太陽ニュートリノに限ると^7Be反応からのニュートリノ検出が目的となる。
固体検出器および液体検出器の開発を行っている。固体検出器としてはインジウムを添加した無機シンチレータ、及びインジウム無機結晶の開発試作を行った。BGO(In)はIn3%含有のものまでつくったが、どれも減衰長が非常に短かった。CsI(In)はIn5%含有以上で不透明となった。2〜3%ならば、使える可能性がある。TlI(In)は低温にしても発光しなかった。InIは、低温にすると発光するが、発光波長で透明ではなく検出器には使えないことがわかった。InBrは発光しなかった。InPは、レーザーの励起で室温で発光し、しかもその波長でInPは透明であるけれど発光波長は赤外であった。したがって、フォトダイオードで読みださねばならず、フォトマル読みだしより千倍の発光量が必要とされ、現在室温では、レーザーの励起でしか発光を見ることができない。
親水性を持たせた液体シンチレーターの中にインジウムを重量比で7%溶かすことに成功した。分解能は500keVでほぼ15%、減衰長30cmが得られた。これは^7Beニュートリノ検出器として要求される性能を満たしている。
我々は、さらに個数や費用などから今すぐには現実的ではないが、将来PPニュートリノの検出器にもなり得るInP半導体検出器を開発した。今までに、直径1mmのダイオードの開発に成功し、14keVのガンマ線をエネルギー分解能3keVで読みだすことに成功している。現在、さらに3mmのものを試作中である。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Y.Suzuki,et al.: Neclear Instruments and Methods in Physics Research. A275. 142-148 (1989)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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