Project/Area Number |
63631002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
武藤 芳雄 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (90005843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 典男 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (40111306)
鹿児島 誠一 東京大学, 教養学部基礎科学, 教授 (30114432)
藤田 敏三 広島大学, 理学部物理, 教授 (20004369)
北沢 宏一 東京大学, 工学部工業化学科, 教授 (90011189)
福山 秀敏 東京大学, 物性研究所, 教授 (10004441)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
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Keywords | 超伝導発現機構 / 高温超伝導 / 酸化物超伝導 / 有機超伝導 / 超伝導理論 |
Research Abstract |
重点領域研究「超伝導発現機構の解明」は、本年度が第一年度である。第1班は、高温超伝導班で30名より成り、主として酸化物超伝導の発現機構を探る実験研究者より構成される。第2班は有機化合物超伝導班で8名より成る。すでに、昨年度この研究組織の前身である総合研究Bで報告したように、K-(BEDT-TTF)_2Cu(NCS)_2のTcが11Kに達することを発見している。第3班は超伝導理論班で17名より成り、超伝導の真の発現機構を理論の立場より追求する。 総括班(13名)は、6月末及び10月始め2度会合して、本年度の方針をたてた。これに基づき、9月9、10日の両日約30名の研究者を集めて、松島に於て研究討論会をもった。また全国を4ブロックに分け、11、12の2月にわたって東京・関東地区(責任者:武居、北沢)、中国、四国、九州(含沖縄)の西日本地区(藤田、間瀬)、中部・関西地区(朝山、佐藤)及び北海道 東北の北日本地区(深瀬、庄野)で、それぞれ周辺の研究者を集めて、研究発表討論の機会をもった。参加者は総計300人に及んだ。 本年度の総決算として1月11〜13日に東大山上会館で公募参加者に若干の顕著な業績をもつ班員外の研究者も交え、超伝導シンポジウムを開催した。講演者総計74名、聴講者は200名程度であり、超伝導の発現機構を中心に新超伝導物質の製作、酸化物超伝導体の基礎物性、有機超伝導体の合成と諸物性など活発な研究発表討論が行われた。この成果は3月末に成果報告書として出版する。 なお3月10日東大物性研において、その後の研究の進展について勉強会を開いた。山上会館でも報告された電子をドナーとする新超伝導酸化物の研究を中心に賑やかな意義ある集まりであった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)