リモートセンシング画像を対象とした画像理解に基づく知的インターフェイスの研究
Project/Area Number |
63633521
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
河口 英二 九州工業大学, 工学部, 教授 (90038000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内野 英治 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (30168710)
谷口 倫一郎 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (20136550)
石川 聖二 九州工業大学, 工学部, 助教授 (90128116)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | リモートセンシング / 画像理解 / 領域分割 / 自然言語理解 / 意味記述 / SD式 / 地形情報 |
Research Abstract |
本研究では、リモートセンシングを対象とした画像理解に基づく知的インターフェイスに関する研究を行った。 1.リモートセンシング画像の領域分割 多次元画像処理によるインターフェイスにおいて2次元濃淡画像の理解の基礎としてリモートセンシング画像に対する新しい尺度(複雑さ尺度)に基づく領域分割手法の確立を目指した。これはゲシュタルト心理学における「人間が画像の中に何らかの意味情報を見いだそうとするとき、なるべく簡単なパターンとして画像を捉える」という特性を利用したものである。本手法はこの視覚的な一心理量を定義し、その尺度をもとに画像の階層性を利用して領域分割を行うものである。その性質を実験的に調べ、従来手法の濃度ヒストグラムの比較を行った結果、従来手法よりエッジ輪郭が抽出しやすいことが確認された。これは画像の表現として濃度ヒストグラムでははっきりしなかった画像の領域に関する意味づけを行ったものである。 2.画像と言語の共用に基づくインターフェイス リモートセンシング画像における画像情報に関連して一般的な地形情報に関する知識を記述する言語意味表現の研究を行った。言語と画像の双方で意味を表現する方法としてSD(Semantic-structure Description formula)式なる意味記述式を定義した。SD式は概念ラベル、機能項目、修飾子、結合子、及び句切り記号を要素記号とし、英語の基本文型に模した構文をとるものである。この図形と言語の共用に基づくインターフェイスとして場所及び地形に関する検索等について解析した。さらに、リモートセンシング画像を対象としての知識あるいは規則の体系化等の研究を行っている段階である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)