Project/Area Number |
63890008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
広領域
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
太田 隆久 東京大学, 農学部, 教授 (30011844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
京極 好正 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (90012632)
郷 信広 京都大学, 理学部, 教授 (50011549)
大井 龍夫 京都女子大学, 家政学部, 教授 (00027012)
三浦 護一郎 (三浦 謹一郎) 東京大学, 工学部, 教授 (30000227)
別府 輝彦 東京大学, 農学部, 教授 (80011873)
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥27,500,000 (Direct Cost: ¥27,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥8,400,000 (Direct Cost: ¥8,400,000)
Fiscal Year 1989: ¥8,600,000 (Direct Cost: ¥8,600,000)
Fiscal Year 1988: ¥10,500,000 (Direct Cost: ¥10,500,000)
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Keywords | 蛋白質工学 / 蛋白質の構造形成 / フォルディング / リフォルディング / NMR / 蛋白質構造のエネルギ- / NMRによる蛋白質構造解析 |
Research Abstract |
蛋白質の構造解析についてはリゾチ-ムについて特に非線形的動きを基準振動変数の動きとして記述する方法を開発し、メリチンを用いた解析により蛋白質中の低振動の協奏的な運動に及ぼす溶媒の効果を定量的に議論する道を開き、また、基準振動変数をパラメ-タ-とする蛋白質X線結晶解析の新しいリファインメントの方法を開発した(郷)。蛋白質の立体構造の熱安定性解析のため、蛋白質の構造の水和からの寄与と分子を構成する原子間の相互作用からの寄与を原子の接触表面積の変化に比例するものとして計算する方法を確立し蛋白質の構造安定性の概略を予測することに成功した(大井)。 蛋白質の溶液内での構造決定と検定については ^<13>Cー ^<15>N二重標識と全 ^<15>N標識と2次元HMQCーNOESY、3次元NOESYーHMQCによるDNA結合蛋白質CROのプロトンの帰属とNOEによる2次、3次構造情報からの構造決定に成功し(京極)、また蛋白性プロテア-ゼインヒビタ-SSIについて ^<13>Cーラベル法を用い、位置特異的アミノ酸変異体を利用することにより全カルボニル炭素の帰属を決定する方法を確立した(甲斐荘)。 蛋白質工学により生産された蛋白質の構造についてはプロキモシンCR601変異体のN末端の2番目のアミノ酸のリフォ-ルディングにおける寄与をこの残基を置換することで解析し、構造の再生過程の効率にはリジン残基が深く関与していることを明かにし(別府)、ビフィズス菌のLー乳酸脱水素酵素をポリエチレングリコ-ルを用いて結晶化させ、X線結晶解を行い、アロステリック解果がサブユニット相互間の接触の変化を通じて生じ、変異酵素においてはその効果が高活性型あるいは低活性型のいずれかに固定されることで生じることを確かめた(太田)。SSIの各種変異体を用いて機能に対する構造の寄与を測定した(三浦)。
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