超高時間分解能・大統計X線ミッションNICERとの国際連携による中性子星観測
Publicly Offered Research
Project Area | Nuclear matter in neutron stars investigated by experiments and astronomical observations |
Project/Area Number |
15H00845
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
榎戸 輝揚 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (20748123)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
|
Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
|
Keywords | 中性子星 / NICER / X線 / 国際宇宙ステーション / 高密度状態方程式 / X線観測 / X線集光系 / マグネター |
Outline of Annual Research Achievements |
中性子星内部の高密度状態方程式の解明には、宇宙X線観測により質量と半径を精密に測定することが期待されている。そこで、超高時間分解能で大統計のX線集光系を用いてこれを狙うプロジェクトが Neutron star Interior Composition ExploreR (NICER) であり、米国 NASA ゴダード宇宙飛行センターを中心に開発が進められてきた。NICER は中性子星の状態方程式のみならず、コンパクト天体の時間変動観測に威力を発揮すると期待されている。研究代表者(榎戸)は NICER のX線集光系の開発チームとして参加するとともに、マグネターを中心にした高磁場の中性子星の観測計画の立案をリードした。すでにNICER 観測装置の開発は前年度までにほぼ終了しているため、本年度は打ち上げ後の観測計画の立案を中心に国内外のメンバーと連携して進めた。マグネターなどの強磁場の中性子星のうち、NICER の特性に適した観測ターゲットを選定し、観測計画の概要集 (White Paper) を作成するとともに、ターゲットリストを運用チームに提出した。観測の準備として、かにパルサーからの強力な電波パルス(Giant Radio Pulse)の観測計画では、日本、米国、欧州の電波望遠鏡との共同観測の体制の構築を急いでいる。また、特徴のあるモニタリング観測として、太陽系から最近傍の系外惑星が発見されている Proxima Centauri のX線モニタリングも提案している。さらに、NICER チームの一員として MAXI による突発天体サーベイを NICER のフォローアップ観測につなげるOHMAN (On-orbit Hookup of MAXI And NICER) 計画もサポートしてきた。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(16 results)