Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
10GeV程度以上の質量を持つ重いステライル・ニュートリノがアクティブ・ニュートリノと混合している時、この混合がT2K実験の拡張計画であるT2HK実験、T2HKK実験、およびT2HKに隠岐の検出器を追加した実験において発見できるかどうか、そして、この混合がニュートリノの質量階層性とPMNS混合行列のDirac CP位相の測定にどのような影響を与えるか、を解析した。その結果、PMNS混合行列のDirac CP位相とステライル・アクティブ混合のCP位相の値によっては、この混合が上記実験において発見できる可能性があることを示した。また、この混合は、T2HK実験での質量階層性測定を不可能にする可能性があるが、一方、T2HKK実験ならびに「T2HKに隠岐の検出器を追加した実験」での質量階層性測定には影響しないことが判明した。さらに、いずれの実験においても、ステライル・ニュートリノの混合はDirac CP位相の測定に無視できない影響を与えることを発見した。次に、タイプ1・シーソー模型において、ニュートリノのDirac湯川行列がクォークの湯川行列と現象論的な関係を持っており、とりわけクォークのCKM混合行列がシーソー機構を通じてニュートリノのPMNS混合行列と結びついている、という可能性について模型に依らない解析を行なった。その結果、クォーク湯川行列のくりこみ群方程式の詳細な解析を通じ、この可能性に基づくPMNS混合行列のDirac CP位相、二つのMajorana CP位相、およびニュートリノ質量の絶対スケールの予言を行なった。また、TeV質量を持つスカラーのダークマターが寄与してプランクスケールでヒッグス・ポテンシャルが消える可能性についても示した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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All Int'l Joint Research (4 results) Journal Article (11 results) (of which Int'l Joint Research: 4 results, Peer Reviewed: 11 results, Open Access: 7 results, Acknowledgement Compliant: 5 results) Presentation (13 results) Remarks (1 results)
Physical Review D
Volume: 97 Issue: 5
10.1103/physrevd.97.055018
130007736893
Volume: 97 Issue: 3 Pages: 55018-55018
10.1103/physrevd.97.035004
JHEP
Volume: 印刷中
Progress of Theoretical and Experimental Physics
Volume: 2017_01_013B03 Issue: 1 Pages: 1-13
10.1093/ptep/ptw186
Volume: 95 Issue: 11 Pages: 1-22
10.1103/physrevd.95.115016
Volume: 95 Issue: 11 Pages: 1-10
10.1103/physrevd.95.115015
The European Physical Journal C
Volume: 77 Issue: 12
10.1140/epjc/s10052-017-5294-7
Physics Letters B
Volume: 755 Pages: 439-443
10.1016/j.physletb.2016.02.052
Eur. Phys. J. C
Volume: 76 Issue: 6 Pages: 333-333
10.1140/epjc/s10052-016-4180-z
120005893294
Phys. Rev. D
Volume: 94 Issue: 7
10.1103/physrevd.94.071701
130007735382
Volume: 1611 Issue: 11 Pages: 1-18
10.1007/jhep11(2016)003
120005946859
http://www.phys.shimane-u.ac.jp/haba_lab/kenkyuuhi05.html