Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
超新星から放出されるニュートリノのシグナルを用いて爆発の仕組みに迫る研究を行った。以下論文ごとに紹介する。研究の大部分は終了しているものの、論文執筆は今後というものも多くある。Takiwaki et al. 2016: 高速自転している星が重力崩壊した場合の超新星爆発の様子を数値シミュレーションで調べた。驚くべきことに原始中性子星が歪み、その歪みがスクリューのようにものをかき混ぜエネルギーの輸送を助けるという、これまでは考えられていなかった爆発メカニズムが発見された。ここから来るニュートリノは原始中性子星の自転周期に対応した時間変動を持つ。その結果は論文にまとめている最中である。Nakamura et al. 2016: 超新星が爆発する際に生じる、ニュートリノと重力波と光を時系列に整理しその光度と観測可能性について議論した。ニュートリノの観測は特に原始中性子星ができた瞬間を特定するために重要になることを指摘した。この時刻を元に重力波の解析等が行われる。Kuroda et al. 2016: 定在降着衝撃波不安定性が起きたときの重力波シグナルについて述べた論文である。このモデルにおいてニュートリノと重力波の相関解析で何が分かるのかについては次の論文にて詳しく議論する。Sotani and Takiwaki 2016: 数値シミュレーションをバックグラウンドにして線形摂動を与えることで、その原子中性子星が放出する重力波の周波数を議論した。ニュートリノの観測から原始中性子星の温度の時間進化が分かるため、その情報を統合することで原始中性子星の質量と半径の進化が分かる可能性がある。これは原子核の状態方程式を制限することにもつなげることができる。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2017 2016 2015 Other
All Int'l Joint Research (1 results) Journal Article (6 results) (of which Int'l Joint Research: 4 results, Peer Reviewed: 6 results, Open Access: 4 results, Acknowledgement Compliant: 6 results) Presentation (6 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results, Invited: 5 results) Remarks (1 results)
The Astrophysical Journal Letters
Volume: 836 Issue: 2 Pages: L21-L21
10.3847/2041-8213/aa5dee
Monthly Notices of the Royal Astronomical Society: Letters
Volume: 461 Issue: 1 Pages: L112-L116
10.1093/mnrasl/slw105
Monthly Notices of the Royal Astronomical Society
Volume: 461 Issue: 3 Pages: 3296-3313
10.1093/mnras/stw1453
Volume: 829 Issue: 1 Pages: L14-L14
10.3847/2041-8205/829/1/l14
Physical Review D
Volume: 94 Issue: 4
10.1103/physrevd.94.044043
The Astrophysical Journal
Volume: 810 Issue: 2 Pages: 109-109
10.1088/0004-637x/810/2/109
http://th.nao.ac.jp/news/takiwaki_201703.html