Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
1.本研究課題では、多細胞モデル生物のmRNA前駆体が核内で転写され、転写後プロセシングを経て成熟mRNAとして細胞質へ到達する動的成熟過程を高精細にゲノムワイドで明らかにすること、および転写サイクルとプロセシングの共役における新奇の制御因子LST-3の機能ならびに転写速度の影響を個体レベルで解明することを目的としていた。前者については、線虫の新生を4-チオウリジンで代謝標識してクロマチン画分から経時的に抽出・精製し、新学術領域研究「先進ゲノム支援」の支援を受けてRNAseq解析を行い、さらにバイオインフォマティクス解析を行って、イントロンが除去される速度や順序についてゲノムワイドな情報を得た。後者については、lst-3変異体でのLST-3とRNAポリメラーゼIIのクロマチン免疫沈降―大規模シーケンス(ChIP-seq)解析を行い、発現遺伝子のプロモーター領域にLST-3が結合することが明らかとなった。さらに、lst-3変異体における修飾ヒストンに対する抗体を用いたChIP-seq解析も行い、現在詳細を解析、検証中である。これとは別に、lst-3変異体とは逆に相互排他的選択的エクソンが排除されやすくなる変異体について変異遺伝子の探索を行い、哺乳類で転写伸長の制御に関わると報告されている因子の相同遺伝子tcer-1を同定した。そしてTCER-1タンパク質に対する抗体を作製し、ChIP-seq解析を行い、解析を進めている。2.線虫のトロポミオシンをコードするlev-11遺伝子のスプライスバリアントを詳細に解析し、エクソン7aを含む新たなアイソフォームとしてLEV-11Oを同定し、頭部体壁筋でのみ発現することを報告した。3.線虫のmRNAプロセシング制御についての総説を発表した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Molecular Biology of the Cell
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