Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本年度は (i) 細胞内輸送とαシヌクレイン(aS)代謝および (ii) aS細胞間伝播に関する2課題に注力した。第一の課題では、エンドソーム分子DNAJC13遺伝子変異による家族性パーキンソン病(PD)の分子病態を検証した。同研究にて、ヒトN855S変異型DNAJC13発現ショウジョウバエにヒトaS遺伝子を共発現することで、複眼変性が顕著に増強されると共にハエ脳内にproteinase K耐性不溶性aS蓄積を生じること、またclimbing assayによる運動機能が低下することを確認した。培養細胞系を用いた検討では、変異型DNAJC13発現によりエンドソーム内にaSの異常蓄積を認めること、初期-後期エンドソーム/リサイクルエンドソームの輸送が障害さることを明らかにした。さらに、変異型DNAJC13陽性エンドソーム上では、アクチン骨格形成が阻害されるとともに、エンドソームへのRabタンパクリクルートメント異常が起こっていることを明らかにした(※現在投稿中)。もう一つの課題として、aS細胞間伝播のメカニズム解析を進めた。この過程で細胞外aSは細胞膜上のドパミントランスポータ-(DAT)パーティションを変調させるとともに、エンドサイトーシスによる同分子の内在化・不活性化を誘導し、ドパミン神経機能に影響を与えていることを確認した。また、一部の細胞外aSはDATエンドサイトーシスに伴って細胞内へ取り込まれていることが確認された。(投稿準備中)。また、安定した線維化aS脳内接種を可能とする超音波印加装置を用いた改良型マウスモデルを作出し、先行実験で線維化aS細胞内取込阻害効果が確認されたセルトラリンの治療効果検証を進めている。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2017 2016 2015 Other
All Int'l Joint Research (3 results) Journal Article (8 results) (of which Peer Reviewed: 5 results, Open Access: 2 results, Acknowledgement Compliant: 1 results) Presentation (12 results) (of which Int'l Joint Research: 7 results, Invited: 3 results) Book (1 results) Remarks (1 results)
J Neurol Sci
Volume: 372 Pages: 288-293
10.1016/j.jns.2016.11.068
Neurology
Volume: 87 Issue: 22 Pages: 2309-2316
10.1212/wnl.0000000000003375
Scientific Reports
Volume: 6 Issue: 1 Pages: 24997-24997
10.1038/srep24997
PLoS One
Volume: 11(4) Issue: 4 Pages: 0152746-0152746
10.1371/journal.pone.0152746
最新醫學
Volume: 71 Pages: 46-50
Journal of The Neurological Science
Volume: 365 Pages: 162-166
10.1016/j.jns.2016.04.015
Pharma Medica
Volume: 33 Pages: 9-13
Current Therapy
Volume: 33 Pages: 14-19
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/04/press20160425-04.html