Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究では,人--デバイス--人というように、コミュニケーションを媒介する「直感的デバイス」に注目することで、可能となるコミュニケーションのダイナミクスを提案、理論化することであった。直感的デバイスとは、たとえば温度計で温度を計測する、といったデバイスとは異なり、自分の指先で触って直接知覚してわかる、目で読むのではなく直感的に知覚するためのデバイスである。これは、デバイスからの信号を頭で考えるというより、より身体的・無意識的に処理するという意味で「直感的」である。このデバイスを使って、仮想空間で触覚で互いのペアを当てる知覚交差実験を実施した。このときに、主観報告として主観的な気づきを定量化し、相手の存在を強く感じるときに、客観的に何が起こっているかを計測した。大きな発見・成果として、主観的な気づきを移送エントロピーを使って調べることで、こちらが動いてアクティブにサーチすることで相手の存在に気がつくのではなく、相手が動いてこちらが気がつくという意味で、パッシブに相互作用されることで気づきが立ち上がることがわかった。このパッシブ・タッチの重要性がこの研究での一番の成果である。この考えをもとに、人の自律性とかその存在の知覚は、アクティブに探索して見つかるものではなく、パッシブに見つかるものである。いったん相手の存在を知覚したあと、探索しに行くときは逆に極めてアクティブな行為となる。この発見は、くすぐり知覚と似たものであ点が興味深い。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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All Int'l Joint Research (1 results) Journal Article (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Peer Reviewed: 1 results) Presentation (9 results) (of which Int'l Joint Research: 6 results, Invited: 4 results)
Frontiers in Psychology
Volume: 8 Pages: 1778-1778
10.3389/fpsyg.2017.01778
120007134716