Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
ミトコンドリアは融合と分裂を介した動的な動きの中でその機能が維持されている。この動きはミトコンドリアの品質を管理し正常に機能させるために重要だと考えられているが、その制御の分子機構及び意義はまだ十分には理解されていない。そこで本研究では、ミトコンドリアダイナミクスの意義の再検討を行い、オートファジーを介したミトコンドリア品質管理の基本原理の理解を目指して研究を進めている。これまでに、ミトコンドリアが失活すると内膜融合因子OPA1が分解され融合活性を失うことを見い出している。そこでOPA1のミトコンドリア品質管理への関与を詳細に解析した。OPA1をカイコ幼虫発現系を用いて発現させ、ミトコンドリア品質管理への関与を試験管内及び培養細胞を用いて詳細に調べたところ、カルジオリピンがOPA1による膜融合に必須であることを見出した。OPA1を持たないミトコンドリアは、正常なミトコンドリアと融合可能であること、即ちOPA1の抑制だけでは障害ミトコンドリアの選別・排除には不十分であることが明らかになった。これらの結果から、OPA1と膜脂質の両面の変化からミトコンドリア品質が検知・選別されていることがわかった。さらに、オートファジー関連遺伝子Atgを用いて、ミトコンドリアの膜融合を検出する新たな実験系を構築した。その解析から、小胞体から漏出するカルシウムイオンがMfnによるミトコンドリア融合を抑制しすることで、ミトコンドリアがマイトファジー分解に効率よく導かれることがわかった。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2018 2017 2016
All Journal Article (12 results) (of which Int'l Joint Research: 6 results, Peer Reviewed: 7 results, Open Access: 5 results, Acknowledgement Compliant: 1 results) Presentation (11 results) (of which Int'l Joint Research: 3 results, Invited: 4 results)
Scientific Report
Volume: 8 Issue: 1 Pages: 350-350
10.1038/s41598-017-18582-6
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脳21
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