始原生殖細胞における潜在的分化多能生の制御機構
Publicly Offered Research
Project Area | Mechanisms regulating gamete formation in animals |
Project/Area Number |
16H01252
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
鈴木 敦 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (60467058)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥9,880,000 (Direct Cost: ¥7,600,000、Indirect Cost: ¥2,280,000)
Fiscal Year 2017: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2016: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
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Keywords | 分化多能性 / テラトーマ / 始原生殖細胞 / 生殖細胞 / 精巣テラトーマ / 潜在的多能性 / Dead end / RNA |
Outline of Annual Research Achievements |
生殖細胞は配偶子へと一方向に分化する単能性の細胞であるが、潜在的に多能性を保持していると考えられている。その傍証として 、マウス始原生殖細胞が精細管内で初期胚様細胞へと転換して分化多能性の精巣性テラトーマを生じること、また、始原生殖細胞を特 定の条件下で培養すると分化多能性のEG細胞を生じることなどが知られている。これらの現象は生殖細胞が保持する潜在的な分化多能 性が顕在化した結果であり、このような多能性は配偶子形成過程においては抑制されていると考えられ。しかしながら、その制御機構 については未だに不明である。本研究は、RNA結合タンパク質Dead end1(DND1)を移動期の始原生殖細胞で欠損させると分化多能性の 精巣性テラトーマを発症することから、DND1の機能を解析することで、始原生殖細胞が多能性を保持しつつも発現させることなく配偶子へと分化する機構の解明を目指した。平成29年度においては、 同定したDND1結合タンパク質との結合様式を解析し、DND1の特定のアミノ酸がその結合に重要であることを発見した。今後は、そのアミノ酸に変異を入れたマウスを作製して表現型を解析することによって、DND1との結合の生理的な意義とテラトーマ発症における機能を解析できると考えられる。一方で、平成28年度の解析において同定したDND1欠損始原生殖細胞におけるトランスクリプトームの変動に着目した研究も行った。この解析により、DND1が欠損した際に変動する特定の遺伝子群を明らかにした。今後は、これらの遺伝子を始原生殖細胞内で欠損、または強制発現させたのちにEG細胞を樹立し、その転換効率を解析することによって、DND1が分化多能性を維持するメカニズムの解析を行うことができると考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)