Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究は、時間軸を含めた多次元画像の輝度情報から、観測時空間内に存在する物体の形状および運動を数値的に解析する技術を開発することを目標とする。本研究課題では、コンピュータービジョンの最新の手法を導入することで、多次元輝度情報から求めたボクセルベースの詳細な形状情報・物理量を基にして、物体の抽出(抽象化)を行い、物体としての構造情報・運動情報を推定する技術を開発することを目的とする。申請者自身の研究対象である、神経成長円錐の運動解析、細胞内分子のトラフィック解析、神経軸索投射のトラッキング、膜電位・カルシウムの移動波の伝搬特性解析を具体例として選び、それぞれにおいて回転運動・渦巻き構造を検出することを目指して開発を行う。同時に、本領域内の班員と共同し、研究者のニーズに合った汎用性の高い画像解析手法の開発を行い、画像技術の標準化と領域外への発信に貢献することを目指す。本年度は28年度に開発したボクセルベースの形状・運動情報を統合させて、物体の形状・情報を抽出する手法を確立した。研究成果をまとめて、Nature Communications誌に発表した。さらに、本課題で開発した定量的解析手法を、神経細胞の分子発現パターンおよび形態の解析にも応用し、その成果を、Molecular Brain誌、iScience誌に論文として発表した。また、研究過程で開発した手法をオープンソースソフトウェアとして公開して、領域内外の研究者に向けて発信した。また、領域内共同研究として、全自動細胞トラッキングの技術開発にも取り組んだ。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2018 2017 2016
All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results, Open Access: 3 results) Presentation (6 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Invited: 2 results)
iScience
Volume: 4
Nature Communications
Volume: 8 Issue: 1 Pages: 2194-2194
10.1038/s41467-017-02193-w
Mol Brain
Volume: 10 Issue: 1 Pages: 47-47
10.1186/s13041-017-0328-5